客、ドテ焼きを注文する

 
昨日は梅田で人と会って、それから駅前ビル内にある市の関連部署で交渉事を一つやっつけて、阪神で具

が全部溶けるほど煮こんでいながら、なんでかタマネギだけ生き残っているカレー、290円を食った。

食いながら、そういえばF元君とは年末から会ってないのを思い出し、阪神百貨店から南森町まで歩く。

そんな遠い距離でもない。

西天満界隈には堀川戎神社があるので、いつもより人が多い。

寄って行こうかと思うたけど、時間が押してたので諦めた。


4時頃、F元君の事務所に着いて、手土産の缶ビィルと乾き物で乾杯。

6時になったら飲みに行こうとなったので、F元君の仕事手伝う。

6時、半人前で一人前の店に行く。カウンターは空いてたけど、座敷は宴会。

急にバイトが休んだらしく、マスターが一人で必死こいてたので、F元君と二人手伝う。


「ドテ焼きある?」と宴会の客が注文。

ない事にしといてくれとマスターが顔で返事した。

「すいません、今年は丑年やし、正月早々牛を潰すわけにいかんので作ってません」と答えた。

客は妙に納得したけど、マスターは腹抱えて笑うとった。


一段落したので、カウンターでF元君とあらためて乾杯。

マスターが、ご苦労さんと鯛の兜煮をサービスで出してくれる。

こりゃ、今日は飲み過ぎるなぁと思うたら、その通りの結末となった。


十日戎の今日は「がたろ忌」、織田作之助の命日。

織田作之助は、昭和22年(1947)の1月10日に34歳で亡くなっている。

図書館に予約していた『夫婦善哉-完全版』が届いたので、今日から読もう思うてる。


そんだけ。