2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『山の声/引馬峠』

1913年の今日、9月20日が辻まことの生まれた日です。 そんなことで【再上映】します。 はい。 煙草を一本吸って、ベルトを強くしめた。 こういう前途の困難は、けっして陰気なものではない。 人生のプロトタイプがこういうものなら、未知な未来に対して、被…

『竹取物語』

沖浦和光『竹の民族誌』(岩波新書)を合間々に読んでたりします。 この第五章「竹取物語の源流考」に、川端康成のことが書いてある。 何でも、川端康成は、『竹取物語』を「着想も結構もすべて軽い滑稽で終始する」世態小説とした津田左 右吉や、結局は「お…

ほ な

ほな。 「ほな」は、大阪では「それなら」とか「さよなら」という意味合いで使われたりする。 「ほんなら」とか「ほしたら」なんて、「ほな」の変形もあります。 「ほな」は「んな、アホな(そんな、アホな)」が短くなった「ほな」ではないのです。 「さよ…

ほうげん

勘やけど「方言」って「地方の言葉」ということやろか? 地方があるということは、当然のように中央があるわけや。 共通語はそんなふうにして出来上がってきたんやろなぁ。 ところで、井上ひさしに『東京セブンローズ』があります。 戦争で負けたとき、日本…

・・・朗らかに

防災訓練があった。 自治会の絡みで出席せんといかんので行った。 サイレンと共に近くの小学校に集合。 ・・・歩いて、3分ほどネ。 この辺りは独居老人が多いから、訓練途中で卒倒しそうな人も多かった。 そんな事はいいとして。 久しぶりに小学校に入った…

雪月花三人娘

百均が駅の向こう側に移転した。 けど、大きくなった。 だから、全部が百円ではない。 CDをぎょうさん置いてた。 この所、 桂米朝の『上方芸人誌』を読んだりしてたので、浪花節に目がいった。 私の中では「浪曲」でなく「浪花節」だ。 もっというと「なに…

まんざい

「え~、漫才の骨董品」の砂川捨丸師匠。 むかし、民衆(まぁ、普通に生きて人たちです)の唄だった「祭文」は、近江の八日市に江州音頭を生み 出します。 江州音頭は、琵琶湖の流れに沿って淀川を下り、今の大阪は摂津市辺りで砂川捨丸師匠が生まれます。 …

『まだ生きている』

『まだ生きている』 まだ生きている、というしるしに何か書いてくれというN君の註文によってペンをとりあげた ところなり。N君とは半年以上の会見で、今しがた私はK鉄工場の事務所に忽然として現われ たのである。 老来、ますます頭がわるく、心境などは…

過去は振り返らない

四年たった。 アホの一念も一年で終らんと四年や。 ほんでも、この間に虎は優勝してへんから、優勝するまでは続くことになるなぁ。 過去の優勝パターンでいくと、次は2026年になる。 ・・・生きとるやろか?それよりヤフーがサービス停止してるかもなぁ。 「…

不始末

記事で、「節約する」という意味合いで「始末する」と書いた。 そういう言い方を、大阪はするから、あまり意識せずに書いた。 akihitoさん から、「節約する」という意味での「始末」というのは、東京にはないと教えてもうた。 「始末する」は、東京ではゴル…

アダチ竜光

桂米朝の『上方芸人誌』を読んでいる。 1976年、朝日新聞社発行。 奥付を見たら、米朝師匠の住所は武庫之荘となっている。 たぶん、今もかわらんと思う。 武庫之荘は尼崎市になる。 武庫之荘に住んでる人は、どこに住んでんの?の質問に「武庫之荘」と答え、…

中里介山

『大菩薩峠』は、二度ほど読んだことがある。 二度とも、仕事がない時に読んだ。 そう考えると、失業も悪いことではないかも知れない。 読む直接の動機は、辻潤だ。 辻潤、まこと親子がパリに行く船上で、パリの下宿先で夢中になって読んだとあったのだ。 こ…

アウトドア

まず、オニギリやら、ポテトチップスやら、イカ薫なんかを鞄に詰めて行く。 外で買うことも出来るけど、始末して、その分をビィル代にまわすのだ。 立ち上がる、地団駄踏む、痛くなるほど手を叩く、声がを嗄れるほどの歓声を上げる、野次る。 何しろ私は、小…

み や げ

姉ちゃんを新大阪駅まで見送ってきた。 新大阪駅というと、駅売店の土産。売上第一位は「赤福」であるらしい。 姉ちゃんを実験台にしてみた。 「おい、手ぶらは、何やから、何か買うて帰れよ」 「気ぃ使わんでええて」 「いや、金使うだけやし。それも家の金…

お と め

早朝からテレビを観ていた、ビョーキ男から「ドリーム・ジャンボ」を買って来てくれと言われた。 どうやら、今日の私の運勢がいちばんらしい。 「その金、オレにくれたら宝クジより確実に増やして返したるで」 何度も騙されてるので「ヘッ」と鼻で笑いやがっ…

め そ こ

少し前に、『ウナギのふしぎ』(リチャード・シュヴァイド・日経新聞社)の事を少し書いた。 これです→http://blogs.yahoo.co.jp/tei_zin/31824637.html この本に、1939年発行の『ヤンキーたちの料理』という本に収録されている、ニューハンプシャー州に伝 わる詩が紹…

オッパイババア

読売新聞の読書欄の「空想書店」というコーナー。 諸星大二郎が、店主の時のことを昨日書いた。 その記事がネットで掲載されてたのだけど、佐野洋子が店主の時の記事もあった。 →http://www.yomiuri.co.jp/book/column/pickup/20051206bk02.htm 佐野洋子は好…

丸めて飛ばす

読売新聞の読書欄の「空想書店」というコーナー。 去年の12月の店主が、諸星大二郎だった。 諸星大二郎は『私家版魚類図譜』が最新作らしいが、この前出た『スノウホワイト』も読んでない。 『孔子暗黒伝』一冊で好きになったけど、あんまし熱心な読者ではな…

カラダにいい

姉ちゃんが再び現われた。 姉ちゃんは、ゆうたら「思いっきりテレビ」主婦となっている。 ・・・昔の姉ちゃんを知ってる人なら、腰抜かすはずや。 みのもんたの一言。 「そこのお嬢さん、毎日食べないと駄目なんですよ、わかりました!」 「は~~~い」と答…

お 役 所

昨日は役所に行ってきた。 当たり前だけど、A・B・Cと3パターンがあったとして、そのどれに当てはまるかの問題になる。 AとCを弾力的に運用してなんて発想は、窓口の担当から出てくるわけもない。 それに文句はないけど。 ところで、「風車の弥七」が…

一 本 化

オカンはしぶとく生き残っている。 きょう連れて帰った。 これ以上病院に、いても、いなくても大して変りはないので、気ぃ良うしてもらうには、家がいちばんと いうことだ。 幸い、車椅子で10分の所に病院はある。 何度も書いたけど、歩いて10分圏内に病院、…

お ひ や

今日は暑かった。 そんなんで、病院に行く途中にある喫茶店に入ってしまった。 昨日は、阪神は雨で試合が中止やから、安心して「デイリースポーツ」が読める。 ほんでからに、暑かったから「冷コー」を頼んだけど、「冷コー」が来るまでに「おひや」を二杯も…

う な 茶

辻潤は金子光晴に「死ぬときは、うなぎを食って死にてえ」と言ったらしい。 そんなこともあって、鰻についての本を読んでみた。 『ウナギのふしぎ-驚き!世界の鰻食文化-』リチャード・シュヴァイド(日経新聞) ウナギ。 知らんかったけど、けっこう世界…

頼むから

おっ!来たか。 まぁ、怒れへんから、そこ座り。 あんな、ものは相談やけどな、世間はGWちゅうやつや。もう終わるけどな。 そやからゆうて、GWやから頑張れとは言わん。 とにかくやな・・・ ・・・勝たんでええから、負けんといてくれ。頼むから。 そん…

タブチくんの悲しみ

え~、阪神の田淵選手は1968年のドラフト1位です。 新人王、本塁打王 1回、ベストナイン 5回、ゴールデングラブ賞 2回、オールスター選出 11回…。 で通算474本のホームラン。この人抜きで、阪神を語ることは出来ない人です。 ホームラン王ゆうても、王がスラ…

ワープロ

ワープロに出くわしたのは、1983年です。 この年の阪神のドラフト1,2,3位が中西清起、池田親興(八ちゃんネ)、仲田幸司。 まさか、2年後に阪神が優勝するとは誰も思わなんだ83年です。 それでも、真弓が首位打者で、掛布33本、バース35本の…

木乃伊

「木乃伊」を「ミイラ」と読むを知ったのは、中学三年の時。 白土三平の『忍者武芸帳』を読んでのこと。 越境入学ってやつで、一軒家を借りてたアホ友達から回ってきた。 木乃伊。 オランダ語の音読みらしい。 白土三平が今どうなのかは、さっぱりわからん。…