み や げ

 
姉ちゃんを新大阪駅まで見送ってきた。

新大阪駅というと、駅売店の土産。売上第一位は「赤福」であるらしい。

姉ちゃんを実験台にしてみた。


「おい、手ぶらは、何やから、何か買うて帰れよ」

「気ぃ使わんでええて」

「いや、金使うだけやし。それも家の金やし」

「ほな、チョットだけ買うし」


で、まず躊躇することなく、手に取ったのが、やっぱり「赤福」。

  ・・・それ、伊勢の名物やけどなぁ。

次が「焼き鯖寿司

  ・・・それ、福井やちゅーねん。

三番目に、「タイガース・どら焼き」。

  ・・・タイガースは兵庫県やでぇ。


ということで、やはり大阪名物は何も買わなかった。

もう、「昆布」や「岩おこし」の時代は終わったんやろか?

ちなみに、「赤福」の次に、よく売れるのが「生八つ橋」らしい。

これ、京都やし。


ところが、検索してみたら、大阪だけがそうでもないらしい。

東京駅で買われる土産物トップが、福岡市が本場のはずの「銘菓ひよ子」である。というのを見つけた。


みんな、土産なんてテキトーに買ってるのだろうか?


事情があって、東京に行くと言いながら、博多に行ったことがある。

オネイサンと行ったわけではない。訳ありってやつだ。

ところが、帰りしなに、超高級な「明太子」を土産に持たされた。

帰ってから、な~んも考えずに「これ、土産や。ごっつい高いヤツやねんど!」と偉そうに渡した。

「アンタぁ、東京で明太子買うてきたんか?」と、鋭い状況が生まれたことがある。

あん時は、怖ろしかったなぁ。^^;


そんだけ。