2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

低 人

この記事は、再々上映になります・・・今、気が付いた。 辻潤は、大阪で言う「ヘタレ」や思います。 山本夏彦が「ダメの人」と言ってるのとたぶん同じです。 私は、上から手を差しのべたりする人より、後ろから押してくれるような人の方が好きです。 もっと…

USO

駅前に三菱東京UFJ銀行があります。 まあ、たいていはUFJ言いますけど、10人中3人の人はUSJといい間違えます。 これは大阪だけのことかも知らんけど。 USJはUNIVERSAL STUDIO JAPANの略です。 聞いた話ではJAPANやなくてOSAKAにせんかい!という…

ブライアント

<中村紀洋:育成選手として中日に入団へ 年俸400万円>・・・ということらしい。 あんまり関心はない。 それより、思い出したのがブライアント。 88年6月。 近鉄バファローズ主力選手のデービスが麻薬所持で逮捕されまして、そこで代わりの選手と近鉄…

春めく

中学校一年やったと思う。 「春めくって言いますね。では、同じような言い方は?」と先生が聞いてきた。 「は~い、先生。よろめく!」 当然のように頭を叩かれたなぁ。 菜の花や月は東に日は西に (与謝蕪村) 芭蕉は背中の人=立ち去る人やけど、蕪村は「…

『骨を噛む』より

カンテラの灯のように明滅する地底の唄をたどりながらわたしは、出稼ぎ坑夫のふるさと、南九 州のシラス台地のひだの奥で耳にした、ひとりの老爺のつぶやきをまざまざと思いうかべずには おれなかった。 うたは むごにききやい みちゃ めくらにききやい りく…

ゴットン節

少し前に、山本作兵衛の唄う『ゴットン節』のあるサイトを見つけた。 上野英信宅で唄っているのを英信の息子の朱(あかし)さんが録音されてたそうだ。 『ゴットン節』はこんな歌詞。 ♪七つ八つからカンテラ下げて 坑内下がるも親の罰 親の因果が子にまでむ…

たこでん

普通だとこうだろう・・・おっ、たこ焼きとおでんの店で【たこでん】か!こっちやな→。 疑問に思う人もいるかも知れない・・・たこ焼き、おでん…ん?【たこでん】って何や?こっちやな→。 しかし、私の街はそう甘くはない。 →の方向に歩いても店はなかなか見…

立飲み

1月の終わり頃だった。 <転ばぬ先のSoftBank> こんな立看板が、商店街外れのショップにあったので、携帯で撮ろうとしたら店の人が出てきた。 「何か?」 「いやぁ、お前が先に転んどるがな!思うて記念に」 目の前で撤去されてしまった。 ところ…

続編のこと

私は、bataiyu2001さんのこの記事(http://blogs.yahoo.co.jp/bataiyu2001/46879690.html)で知った んやけど、織田作之助の『夫婦善哉』の続編というか、『続夫婦善哉』とする未発表原稿が発見されたら しい。今日の朝日の夕刊にも出てた。ネットで検索して…

三番目の女

へぇ、今日の午前2時頃の話です。 なんや気配がして、そぉ~っと目開けたら、枕元に立っとったんです。 オトンが。 まぁ、これがアノ世から来たんやったら 「エライ出来の悪い息子ですんまへんでした。ほんま、生前はエライ迷惑かけまして」 ええ加減、お詫…

誑 し

昨日に続いて、藤山寛美の事です。 藤山寛美が気になりだして、合間合間に寛美について書いた本を読んでみようと思ったのは去年の秋。 芝居のほうはアホ友達が、DVD持ってたりするから助かる。 で、去年の秋に何があったかと言うと、テレビで寛美の出てる…

藤山寛美

負債を松竹が肩代わりして、松竹新喜劇に戻ってきた藤山寛美。 その絶頂期の芝居はデタラメに面白かった。 「お涙頂戴ありの人情喜劇」仕立ての芝居でも、寛美ひとりが突き抜けてるから面白かったのだ。 噂を聞いて東京の喜劇人もお忍びで舞台を観に来たらし…

軍艦が・・・

1970年代の前半と記憶しているけど、『現代詩手帳』で短歌、俳句、短詩の特集みたいなのがあった。 うわぁ!となって、ずっと頭に残っているのがこれ。 軍艦が軍艦を撃つ春の海 なんちゅう長閑な。これ書いた人、海岸べりに毛氈でも敷いて、弁当食いながら海…

こんなもんじゃ

戦争が終わったときに 馬よりも劣っておると 思い知りたり (山崎方代) ここに掲げた歌にしても、いかにももっともだが、このように呟いてみせた人はいなかったと思う。散文 的でこれが歌というのなら、とぼくらも気楽にその気になっても、そうは問屋をおろ…

独り言病のおとこ達

昨日は久しぶりに梅田に出ていた。 この頃やたらと目に付くのだけど、街中でブツブツと独り言を言っている男がけっこういる。 といっても、変なオジサンではない、いたって平均的な普通の姿格好をしている。 むかし、ドヤの一畳そこそこの部屋に住む男たちの…

放哉ラーメン

ラーメン屋に「山頭火」はあるけど「放哉」というのはない。 なんでか考えてみた。 入れものが無い両手で受ける -尾崎放哉 そんなアホな行動をとるマニアックな客が必ず出てくるからだろうか? 一応「放哉&ラーメン」で検索したら嵐山光三郎の『文人暴食』…

だぼだぼソース

椎名誠の『気分はだぼだぼソース』。 この人が、ストアーズ・レポート社時代に書いた『流通革命』みたいなタイトルの本読んだ事ある。 まあ、テーマがテーマやから文章が全然違って当然やけど、けっこうシーナと言う人は自分の文章をいっ たん壊して、昭和軽薄体にた…

『関の弥太ッぺ』とWikipedia

お小夜ちゃん この娑婆にぁ、悲しいこと、辛えことがたくさんある だがな、忘れるこった。 忘れて日が暮れりゃ、あしたになる・・・・。 あぁ、あしたも天気だ。 先週(2/7)のKBS京都「中島貞夫の邦画指定席」は『二人の用心棒』。 いつも通り何となく観てた…

う ど ん

え~と、風邪ひいてまんねんひつ。 風邪のときは、熱っ~いうどんに七味ぎょうさん入れたの食って寝るに限ります。 むかし、大阪ではうどん屋に風邪薬(頓服)置いてたです。薄っすらと記憶あります。 ちょっと調べたらありました。 『うどん屋風一夜薬本舗…

黒田オサム

黒田オサムという人がいるらしい。 時々、「辻潤」や「シュティルナー」というキーワードでネット検索しているけど、それで知った。 ここに詳しい事があった。 『都筑響一の珍日本紳士録』→http://www.ultracyzo.com/chinshinshi/02/ ついでに、ここで黒田オ…

萩原朔太郎の手紙

萩原朔太郎が辻潤にあてた手紙の一部です。 僕はもっともロマンチックな人間であるけれども、同時にまたニヒリスチックな人間です。 虚無は厭うところなれ共、虚無的にならざるを得ないからです。 センチメンタルは醜劣である。(酒が醜劣であるとおなじく)…

牛丼屋

牛丼屋に限ったことでもないけど。 慌ただしく、メシを食ってる人間の姿ほど孤独を感じさせるものはないなあ思う。 せかせかしながらメシを食って、生きてることの仕方なさみたいなもんが漂ってる気がする。 ほんでも、孤独でも、仕方なくても、この「食う」…

駅前新店・・・

駅前新店の為って、なんなんだ??? ・・・駅前新店が八百屋の女将と駆け落ちしたのか? ・・・駅前新店はプチ家出中なのか? ・・・古びた私を捨てて駅前新店にアノ人がだったりするのか? ??(´・ω・)ゞ。o○ワカラン!!

作家と作品名を線で結ぶ

むかし、関口宏の番組で『知ってるつもり』というのがあった。 番組自体は大したことはない。 人の生まれてから死ぬまでを辿っても、劇的だろうと平々凡々だろうとおんなじようなもんと思う。 そんなことは置いといて『知ってるつもり』というタイトルは有り…

ワン・フィンガー

行間を読むってどないなことやねん?と聞かれるとむずかしかったりする。 ちょうど野球選手の「肩が出来てる」とか「球が走ってる」というのと似てるかも知らん。 というか、私が行間を読めてるかどうかも怪しかったりする。 ただ最近テレビに出てるセージ家…

嬢さんとタニシ

農文協の『聞き書 大阪の食事』というのを借りてきて、ちょこちょこ見てます。 これ「日本の食生活全集」というシリーズで各県が網羅されてるようです。1991年の発行です。 大正末期から昭和の始めの頃の、大阪の食の様子を取材してまとまたものです。 本当…

書名で買った本のこと

装丁は本の中で重要な要素だけど、全部の本が書店で平積になっているわけもない。書店でも、図書館で も基本は棚差しだ。 そうなると背表紙と書名の勝負になる。 むかし、岩波文庫の福田英子の『妾の半生涯』を「メカケの半生涯」と勘違いして、これは絶対に…

いわしと高血圧

節分ということで、商店街でもあちゃこちゃで「太巻き」売ってる。 少し前に、どこぞのコンビニの企画から始まったような記憶がある。 とにかく年々えらいことになってきて、すし屋、スーパー、コンビニ、総菜屋は許すとして豆腐屋、パン 屋にまで置いてると…

浪曲子守唄

むかし釜ケ崎にいた時、必ずどっかで誰かがこの歌を唄っていた。 一節太郎の『浪曲子守唄』。 ♪逃げた女房にゃ 未練はないが お乳ほしがる この子がかわい 子守唄など にがてな俺だが 馬鹿な男の 浪花節 一つ聞かそか ねんころり (科白) 『そりゃ…無学なこ…

人間的な、あまりにも人間的な

アホ友達から電話があった。 こないだ教えてもらった件やけどな、住所が間違うてたぞ。 ありゃ、すまんかったなあ。 ついでに、名前も間違うてた。 重ねてすまん。 かまへん、どんな人間でも間違うことある。 いやぁ、そう言ってくれると。 そやけどな、お前…