だぼだぼソース

 
椎名誠の『気分はだぼだぼソース』。

この人が、ストアーズ・レポート社時代に書いた『流通革命』みたいなタイトルの本読んだ事ある。

まあ、テーマがテーマやから文章が全然違って当然やけど、けっこうシーナと言う人は自分の文章をいっ

たん壊して、昭和軽薄体にたどり着いた気もするのでR・・・などと。


で、話は『気分はだぼだぼソース』の話。

どんな事書いてたかはすっかり忘れてるけど、タイトルは容量の少ない脳味噌にも残ってる。

なんでかというと、「だぼだぼ」への疑問があったのだ。

東京に行って、大衆食堂で初めてブルドック=中濃と出会うまで「だぼだぼ」という表現が理解できへん

かったのだ。

大阪はウスター中心で、どろっとタイプは豚カツ、お好み焼きと目的が限定されていたのだ。

だから、大阪風になら『気分はじゃぶじゃぶソース』といった具合になって当然なのだ。


そのソースだけど、けっこう醤油や酒と同じく地域限定的なもののようだ。

東京はブルドック帝国だし、名古屋はカゴメとにコーミ、四国・九州はオタフク、カゴメイカリが覇権

争いしている。関西は主にイカリとオリバーだ。

ひとり広島の「おたふく」が広島風お好み焼きという戦略にのって全国展開中というところか。


・・・こんにちは、オリバーの段林です。中濃ソースについて、質問でしたがソース全般についてお答え

したいと思います。(略)売れ筋のソースも、関東では中濃ソースですが、中部ではウスターソース(塩

分の高い「こいくちウスター」という商品が中部限定でカゴメ・コーミから発売されている)、関西はと

んかつ、ウスター、お好み焼きソースを用途別に使い分けている、中国地方ではお好みソースで何でも済

ませてしまう等、地域差がはっきりと分かれています。中濃ソースが売れているのは、関東以北で、東海

より西では中濃ソースはほとんど売れません。・・・というような状況らしい。

→「よろずデータベース・食べ物編」より(http://www2g.biglobe.ne.jp/~gomma/data3.html


むかし、いかりや長介イカリソースのCMに出てたこともある、そのイカリもブルドック帝国の傘下に

入ってしまった。こんな所からも「食の方言」が崩れて行ってるのかもわからん。


どっちにしろ、むかしよく食った「ソース・ライス」に合うのはウスターで羽車ソースやった。

ソースね。

それから「紫ごはん」はヒガシマルやったなあ。

ソースね。

話がますますずれそうなのでこのへんで。


チョッチュネ・・・それは具志堅。m(_ _)m