放哉ラーメン

  
ラーメン屋に「山頭火」はあるけど「放哉」というのはない。

なんでか考えてみた。


      入れものが無い両手で受ける -尾崎放哉


そんなアホな行動をとるマニアックな客が必ず出てくるからだろうか?


一応「放哉&ラーメン」で検索したら嵐山光三郎の『文人暴食』がヒットした。

文人暴食』の中の「寺山修司」の項が掲載されてた。

             
・・・尾崎放哉は秀才でエリートコースを与えられながら、意図的に破綻していった俳人である。はてし

ない下降志向だ。寺山は母と別れて生活保護をうける身で、ネフローゼで入院し、そこからのしあがった

上昇志向の詩人であった。放哉の孤独など、寺山にとっては唾棄すべきもので、「放哉殺しの花鳥風詠」

が寺山の生きかたそのものであった。寺山にあっては、原稿を書く作業は最初から食うための仕事であっ

た。二十歳でラジオドラマを書き、若者むけのエッセイで食いつないだ。・・・

                  (http://www.shinchosha.co.jp/books/html/141908.html

なんてことが書いてあった。

そんだけ。