2006-01-01から1年間の記事一覧

達者で元気にニコニコと

辻潤の書です。 達 者 で 元 気 で ニ コ ニ コ と 青 空 め が け て 生 き 給 え そう書いております。 いつもこんな感じで生きたいと思うてます。 ややこしくなったら中央突破!で生きたいと思うとります。 見ると昭和九年となっております。 この年、辻…

『日本人への遺書』 と 『仁義なき戦い』

天本英世は2003年に亡くなっている。 その灰の一部は希望通りアンダルシアの川に流されたという。 その天本英世に『日本人への遺書(メメント)』がある。 そうそう、私は天本英世が大好きです。 天本は苦労し努力して「非国民」となった人だ。 『日本人への…

ドンかハンか?

天津飯を食った。ついでに「生中」と。 よく「中生」と言う奴がいるけど、なんや中ぐらいの生みたいで好かん。 頼むときも「生チュウ」の方が元気があってええ。 「チュウ生」は気が抜けてるような感じがする。 ほんでもって、天津飯。 たしか東京では「天津…

旅 愁

少し前に、辻潤と林芙美子の関係というか、そんなのを書いた。 『腐っても鯛~林芙美子は辻潤の事をそう云った』→http://blogs.yahoo.co.jp/tei_zin/14148746.html ただ、これは林芙美子が流行作家となって以後のいきさつでもある。 それなら、辻潤は林芙美…

きゃぷりたす・ぷらんたん

{{{ おすみさんは婆さんで年は七十何歳になるがまだ白髪は一本もなく、身体が水々と肥えている…… 遅くまで針仕事をやって、まるで子供のように瑣末なことを面白がり、人生はどこに退屈の風が吹 いているか?か?―というような顔をして毎日を暮らしている…… …

や す し

安モンの「太閤記」のように人の一生を描くと、物語はてっぺんに上るまでの明るさ、軽快さに対して 上り詰めた後の物語は、鬱陶しく停滞する。 てっぺんを境に明と暗のように描かれ、残されたイメージは暗の方をより引きずることが多い。 横山やすし→http://…

オキュバイド・ジャパン

日本なんて、どうせ、いっぺん亡んだ国や。当たり前ならいま頃は、太平洋の底に沈んでしもうてるはず のを、アメリカのおナサケで、こうして助かってるんや、まさにデカダンスだよ!民主主義もクソもある もんか!いきなりデカダンスへ行くべきだよ!デカダ…

声に出して読みたい大阪弁

毎度です。まだまだ暑おます。 急に思いついて、この記事再上映します。 暇があったら、ご自分のお国言葉でやって欲しい思うてます。 上手く出来ても、な~~~んもでまへんけど。 ほな、よろしく・・・・・ m(_ _)m (2007.8.20) 【声に出して読みたい大阪…

ぼうねんかい

私は雪が降ると興奮します。 いまだに「わぁ~わぁ~うわぁ~」ゆうて外を走りまわります。 だから、近所の人は会っても目伏せます。 何ででそないなるか? 知りまへん。 そんな私の愉快な仲間にF元君がいます。 F元君は台風が大好きです。 台風が来ると、…

座右の銘

人 間 が 死 ね ば 平 和 に な る 深沢七郎は、色紙にそう書いて座右の銘としていたとあった。 久しぶりに腹から笑ろた。 人間以外の生き物は、そう思うとるやろなぁ。 そんだけ。

ハイカラでモダンな文化に育った私

ハイカラです。 大阪で、天カス入りを【ハイカラうどん】といいます。 今も変わらず食っております。 モダンです。 大阪で、お好み焼き+焼きそばを【モダン焼き】と言います。 今も変わらず食っております。 文 化です。 大阪で、木造二階建ての棟割長屋式…

じょうしき

ある山にお坊さんが住んでいた。 勉強も修行もよくなされた方で、そのためか仏様が姿を現すようになった。 ある日近在の猟師が喜捨に来ていたが、お坊さんは仏様の事を話し、一緒に拝まないかと誘った。 猟師はそれはありがたい事ですと承諾し、その晩は寺に…

起承転結

大阪の起承転結はこうです。 【ねたふり】→【ぼけ】→【突っ込み】→【おち】。 こんな感じです。 【ねたふり】 うちの子なぁ、カンの鈍いとこがあってなぁ。 【ぼ け】 そうかいな、うっとこの子は頭の回転早いでぇ。 【突っ込み】 おまえの息子て、いつも鼻…

『オリガ・モリソヴナの反語法』

日雇いをしてた。 夜8時から朝8時まで、日払いで5000円くらいだったと思う。 金に焦ってたわけではなく、自分の欲望をそぎ落とすだけ落としたかった。 もう30年も前の話だ。 朝、ドヤの二階の部屋に戻ってカーテンを閉める。 薄暗くて、なんもない部…

ま い ど !

おっちゃん。 ま い ど ! これ三つちょうだい。 ま い ど ! はい、ちょうど百二十円。 ま い ど ! これ、おいしいからまた買いにくる。 ま い ど ! ①いらっしゃいませ ②三つですね、ありがとうございます。 ③はい、たしかに百二十円ちょうだいしました。…

隠れ家と行列

家の近くに、行列のできる店がある。 何でも、隠れ家のような店らしい。そんなふうに、あちゃこちゃの雑誌に紹介されてる。 たしかに<隠れ家>のように地の人間でもわかりにくい所にある。けど、それはどうみても他に物件がな かったからとしか思えん。 ほ…

中勘助

昨日は自由時間があったので、いつも通り古本と中央図書館とアホ友達の一人の所に行ってきた。 この歳になると、時間が出来て街に出てもオネイチャンを追いかけようという気力はない。 いや、昔から追っかけてもつかまえたことがないと言うのが正しいけど。 …

ほんやく

まいどです! せんかいせんかいせんかい→千回旋回せんかい! おんねんがおんねん→怨念がおんねん。 しんでんでしんでん→神殿で死んでん。 大阪弁はリズミカルですなぁ。 さて、よく見かける問題ですが、以下の言葉を【日本語】に翻訳して下さい。 ①みてみて…

こだわりにこだわる

<こだわりの一品>と名付けられたものは値段が割高だ。 どうも値段にこだわっているみたいだ。 松・竹・梅とか並・上・特上というランク付けなら比較は出来るが<こだわり>は比べるものがない。 アホ友達のF君とそんな<こだわり>の店にこだわって勝負を…

なんぼ

われ、なんぼのもんじゃ! 大阪定番の台詞です。 ところで、この「なんぼ」を東京の人が言うと発音がおかしかったりします。 テレビなんかで、そんなの聞くと「うわぁ」となる。 大阪の「なんぼ」は、印鑑の「ハンコ」とおんなじ発音だ。 東京の人の「なんぼ…

伊藤野枝の三冊の評伝

岩崎呉夫の『炎の女 伊藤野枝伝』(1963.2.10 第二版 ㈱七曜社)を図書館から借りて読んだ。 いつもなら図書館から借りた本に鉛筆などでラインを引いたりしているのを見るとドアホ!と呟いてしま うのだけど、これは違った。 例えば、「?」と薄く鉛筆が入っ…

書店業界は「脱税ランキング」第10位!!

書店業界は「脱税ランキング」第10位!!→http://3gatsu.seesaa.net/article/29146446.html 三月書房さんのブログにそんなのがあった。 「月刊 紙の爆弾 2007年 01月号」に載っていたパチンコ業界についての記事を読んでいたら 国税庁発表の平成17事務年度の法…

岡崎朋美

【岡崎朋美】 両手にグラスを持つ。 大きく両手を左右に振って、スピード・スケートの格好をする。 グラスを持った手が顔の前に来た瞬間にビールを飲む。 それを繰り返して、両手のグラス2杯とも空ける。当然のように酔う。 しかし、ストロー一気飲みよりま…

ちゅうしんぐら

今日は12月14日。 『ちゅうしんぐら』再上映しておきます。 はい。 * * * * * * * * * * * * * ♪もぉろぉ~びとぉ~ こぉぞぉりぃ~てぇ~♪ 12月です。一回も福引が当たった事のない近くの商店街にも、そんな音が流れてます。 私は諸人でもないし、どちら…

冬休みの課題図書

『走狗 ツァオカァ』北波士青(きたみ しせい)。世界書院、1971年8月発行。 図書館員が自転車で走り回る大阪府立図書館にあったりしました。 他にもやっつけないとアカン読みかけもあるので感想文はずっと先に。 本書については、こちらを参考下さい→http:/…

『逝きし世の面影』

名もなく貧しく美しくと言ったりする。 貧しくとも、この人々は本当の豊かさを知っているなんて事もよく言われたりする。 もしそれが本当なら、私はいつも豊かで美しい。 まあ、これはヒネクレ親父の憎まれ口だ。 しかし、貧しさを補おうとする知恵や、貧し…

「食」の方言のこと

え~と、とりあえず人類は麺類。ヽ(^o^)丿。 蕎麦・饂飩の「きつね」と「たぬき」。東京と大阪の違いについて書いたわけですが、大きな問題が残っ ております。 それは、なぜに「狐」と「貍」なのかであります。 初めて日本を訪れた外国の方を、蕎麦屋なんぞ…

キツネとタヌキとハイカラ

え~と、十分に認知されていることと思っておったのですが、そうでもないようですので。 東京と大阪のキツネとタヌキの違いについてであります。 まずは、東京。 左がキツネで、右がタヌキ。 具が油揚げか天カス(揚げ玉)かに化けるのであります。 キツネ=…

か す

寒むなりましたなぁ。 京の着だおれ、大阪の食いだおれ・・・年末の行き倒れにならんように頑張ろ。 その食いだおれの大阪で、肉まんは豚まんです。 モツ煮込みはどて焼き。 バナナジュースの変形はミックスジュース。 こわいお兄さんも「みっくすじゅ~ちゅ…

スノウホワイト

諸星大二郎の新刊が出てた。 『グリムのような物語 スノウホワイト』(東京創元社)。 『マッドメン』と『孔子暗黒伝』しか読んでないけど、いつも気になってる作家だ。 この頃はどんな世界になっているのか読んでみたいと思った。 先だって亡くなられたが、…