まんざい
出します。
そんなわけで、捨丸師匠の芸歴はこんな感じ。
祭文→江州音頭→万才→漫才。
でも、捨丸師匠は「漫才」という言葉が嫌いだったらしい。
桂米朝の『上方芸人誌』を読んでたら、「漫才」についてこう書いてた。
「その当時流行っているものは、何でも取り入れるというのが漫才です。民謡が流行ったら民謡。安来節
す」これは、1978年に出版された本です。
で、漫才の「伝統」って何やろ?と疑問に思ってたことが何となくわかってきた気もする。
漫才は「時代」を食って生きていくもんだということ。
その、担い手は捨丸師匠にみるように、他の芸能から入ってきた人たちだということ。
振り返って今、漫才師は最初から漫才師としてスタートしている。
つまり、他の芸能がやせ細ってきているのやないか?と思うたのです。
だから、漫才の「伝統」みたいなもんが、なくなっているような感じがするのやと思う。
私の好きなジャンルは、漫才・ジャズ・プロレスです。
どれも「比類なき」ものです。
型とかルールはもの凄く緩いです。
例えば、プロレスがやせ細ってきているのも、他の格闘技が落ちてきている、というかプロレス化してい
るからではないだろうか?ということです。
ジャズはどないなってんのやろ?
もうちょっと考えてみたろ。
そんだけ。