お や こ

 
毎度です。

二月はさっさと逃げてしもうて、三月になった。

ボォ~っとしとったら、三月もとっとと去って、四月早々馬鹿になったりもするわけで。


ところで、親子丼。

鶏肉+卵=親子丼というけど、ホンマの親子=その鶏が生んだ卵で作ってないなら、それ、親子丼ちゃう

やん!と思うたりもします。

関西には同系列の丼に他人丼=牛+卵もあるけど、その他人丼が怒り狂うような命名です。


その話は、またの機会に努めるとして、そんな親子丼の誕生が今日みたいです。

明治36年(1903)の今日は<内国勧業博覧会>が開幕した日です。

会期5ヶ月間で入場者530万人の大盛況。ゆうたら、明治の万国博覧会みたいなもん。

場所は今の天王寺公園辺り。跡地が新世界になり、通天閣が出来たりしてます。


話を戻して、親子丼。

親子丼は、この時に考え出されて作られたらしいです。

安くて調理が簡単で食べやすいの三っまとめてどやねん!です。

これ、大阪の料亭「鳥菊」の内本松次郎ゆう人が考案したもんやそうです。

発表前には「ハイカラ丼」「勧業ランチ」「文明オムドン」などという候補もあったんやて。



ところで、もう一つの疑問?

親子丼って鶏肉or卵、どっちが親で、どっちが子供やねん!


ほな。




●<内国勧業博覧会>のもう一つの意味については、加藤政洋という人の書いた『大阪のスラムと盛り場

 ―近代都市と場所の系譜学』を機会があれば読んでもらえれば思います。

 面倒な方は、加藤政洋さんが書いた『木賃宿街「釜ケ崎」の成立とその背景』がPDFで読めます。