おっちんする石
駅まで、いつも近道を通る。
車もチャリンコも通らないので具合がいい。
昨日は、前方をオバハンの塊が塞いでシャキシャキとは進めなかった。
知ってる人もおるので、「ちょっとすんません」と空けてもらうと、逆に駅に着くのが遅くなるのだ。
トロトロと歩いてると、オバハンたちの会話が無理からに聞こえてくる。
そうそう、向こうの道の角で人身事故あったけど、何とかさんは無事らしいで。
へぇ~、向こうの道の角って?あこですか?何とかさんって、息子さんがあれの?
そう、あこ。あんた、私の話ようわかるなぁ。
「何とかさん」は伏せ字でなくて、ホンマに「何とかさん」と言ってのだ。
ホンマによう話わかるもんやなぁと感心しながら、駅までたどり着いた。
画像は、近道に置いてある石。
昔は幟かなんか立ててたんやろけど、今はない。
この石は年寄りが駅前で買物をして、家まで帰る丁度真ん中辺りにあるから、年寄りが、ここにおっちん
して一服するのだ。
家の爺&婆もそうしてた。
もうすぐ撤去されるらしいので、近道から年寄りが消える日も近い。
いよいよ町がさびしい。
ところで、先週の金曜日にF元君と飲んで帰りしな、家の近くで馴染みの道が「オッサン、かかってこん
かい!」とえらそうに言うから、ニードロップかましてやった。
左膝が痛い。
ほな。