おっちんする石

イメージ 1


駅まで、いつも近道を通る。

車もチャリンコも通らないので具合がいい。

昨日は、前方をオバハンの塊が塞いでシャキシャキとは進めなかった。

知ってる人もおるので、「ちょっとすんません」と空けてもらうと、逆に駅に着くのが遅くなるのだ。

トロトロと歩いてると、オバハンたちの会話が無理からに聞こえてくる。


 そうそう、向こうの道の角で人身事故あったけど、何とかさんは無事らしいで。

 へぇ~、向こうの道の角って?あこですか?何とかさんって、息子さんがあれの?

 そう、あこ。あんた、私の話ようわかるなぁ。


「何とかさん」は伏せ字でなくて、ホンマに「何とかさん」と言ってのだ。

ホンマによう話わかるもんやなぁと感心しながら、駅までたどり着いた。


画像は、近道に置いてある石。

昔は幟かなんか立ててたんやろけど、今はない。

この石は年寄りが駅前で買物をして、家まで帰る丁度真ん中辺りにあるから、年寄りが、ここにおっちん

して一服するのだ。

家の爺&婆もそうしてた。

もうすぐ撤去されるらしいので、近道から年寄りが消える日も近い。

いよいよ町がさびしい。



ところで、先週の金曜日にF元君と飲んで帰りしな、家の近くで馴染みの道が「オッサン、かかってこん

かい!」とえらそうに言うから、ニードロップかましてやった。

左膝が痛い。


ほな。