通り抜ける

 
雨降ってます。

ちょうどええくらいの雨。

どっちかというと可愛げのある雨は嫌いではない。


今日辺りから、スーパーのコピー機の所に、年寄りが通帳やら何やら持って並んでいる。

みんな、操作方法がわからんので、店の人がコピー機に貼付いたままやし。

定額給付金の申請用紙が届いているのだ。


ところで、造幣局の「通り抜け」は今日までらしい。

造幣局近くを桜の宮と言うけど、辺りは江戸時代、大阪第一位の桜の名所やったそうや。

そんな土地に造幣局が出来て、近くの藤堂藩の屋敷から桜が移植された。

移植された桜には珍種とされるものも混じってたりしたらしい。

桜があんまりにも見事やったからかどうかは知らんけど、当時の造幣局のエライ人が「こら、ワシラだけ

花見すんのも申し訳ないさかい、皆さんにも見てもらお!」と一般に開放したのが「通り抜け」のはじま

り・・・大阪弁でそういうたかどうかは知らんけど。

明治16年(1883)の4月20日のこと。


行ったことない。


造幣局の桜も、造幣局が作ってるお金も、通り過ぎるだけはなぁ。


今年は酒は呑んだけど花見はせんかった。

桜は酒を飲む口実なんやろか?

桜があんまりにも綺麗なんで酒が飲みたくなるんやろか?

どっちや?考えてみた。

サクラとサケ。

五十音順で行くと、サケよりサクの方が先に来るから、桜が綺麗やから酒を飲みたくなるということにし

といたろ。

いずれにしても、ずいぶんと無理矢理な落ちではある。



ほな。