大阪生まれの東京

 
毎度です。

三年前くらいに読んだ、『上海ブギウギ1945-服部良一の冒険』によると、作曲・服部良一&歌・笠置シ

ズ子で、あの『東京ブギウギ』が吹き込まれたのは、昭和22年(1947)の今日やそうです。


服部良一の音楽生活は、姉に買うてもうたハーモニカから始まって、いづもや少年音楽隊に入るという辺

りから始まります。

いづもや少年音楽隊の「いづもや」は、あの鰻のいづもやです。


服部良一。生まれは、大阪は平野区。通ってた東平野小学校の先輩に武田麟太郎、後輩に織田作之助

父親は、砲兵工廠で働いていたそうです。砲兵工廠は、戦後『日本アパッチ族』や『夜を賭けて』の舞台

にもなったところでもあります。


笠置シズ子は、愛媛生まれで、大阪は福島育ち。OSKの花形スターやったです。


服部良一笠置シズ子のブギウギというと、『東京ブギウギ』のほかに『買物ブギ』があります。

♪おっさん、おっさん、これなんぼ?おっさん、おっさん♪です。

この歌を作詞した「村雨まさを」は、服部良一


もう一つ『ジャングル・ブギ』は、黒沢明の『酔いどれ天使』の劇中歌。

この作詞は、黒澤明


軍歌を作らなかった服部良一

軍歌を歌わなかった淡谷のり子

二人とも嫌いやったから、そうしたとあります。


私には、どないな立派なシソーよりも、このことの方が凄いと思えるのです。


それでは、『東京ブギウギ』と『ジャングル・ブギ』。

二曲続けて、張り切ってどうぞ・・・ヘルスセンターの歌謡ショーちゃうちゅうねん。


<東京ブギウギ>





ほな。