七回表の投手の哀しさとジェット風船の憂鬱

 
毎度です。


また兄者が甲子園行きたいいうから、8月の26日はヤクルト戦の切符買うてきました。

今年はここまで三回行って、三勝やからオッサン達は勝利の女神です。

六月のロッテ戦は逆転勝ちしましたけど、七回表に久保田が打たれてます。

七月の巨人戦もサヨナラ勝ちやったけど、七回表にエネゴリちゃう榎田が打たれてます。

ついでに四月は新井弟のサヨナラ打を寒いんで喫煙室のモニターで観てたアホでもあります。


甲子園はいつもレフト外野席ですが、みんな虎ファンなんで、席が真ん中でもビィルのリレーも気ぃよう

やってくれますし、冗談も言い合いながらの観戦です。

ほんでも、この頃は甲子園に行きたいという気持が髪の毛ェより薄すなってます。

七回になると球場の雰囲気が一変するからであります。

七回の裏の攻撃でトランペットの音と共にそこでジェット風船飛ばすはええのです。

けど、だいたいが七回の表の段階で風船脹らまし始めます。

どうかすると誰も試合観てへんです。

フーフー風船脹らます音だけが耳に入って、フライングで飛ばす客もけっこういてます。

で、あの風船を二つ縦に持って飛ばすの待ってますから、グランドが見えへんこと多いです。

そやから、「兄ちゃんちょっと風船横にしてくれるか!」といちいち言わなあきません。

どうかすると、元気のいい兄ちゃんが睨み返しますけど、こん時だけは両親がワテを怖い顔に生んでくれ

ててよかったなぁ。


試合を観る愉しみだけでのうて、応援が愉しみはあってええ思いますので、そないに四角四面なことを言

うつもりもないのですけど、また次の試合も「兄ちゃん、見えへんからちょっと風船横にしてくれる?」

と言うて、うるさいオッサンやみたいな顔されなアカン思うと、どうも気が進まんのです。

それに、毎回大声援を背に投げる投手も、七回表だけは風船脹らます音を背に受けて投げるいうのも哀れ

な気がしてならんのです。

ほんまになぁ。



ほな。