猫とF元と・・・

 
F元から電話があった。

「猫が死んだ」とだけ。

この猫は、F元にとっては特別であった。

なんせ、猫の餌代持ちと、餌を持ってきた時に、猫と会う。

これが、嫁ハンと別れる時の条件やった・・・養育費かい!

最初は猫に興味もなかった奴が好きになった理由を知ってる。

最初は、嫁ハンが飼いだした猫でしかなく、餌を買って帰るだけであった。

ある時、玄関開けたら、猫が待っておった。

それが全てのはじまりであった。

15くらいから奴を知ってるから、その気持ちはわかり過ぎる。

自分を持ってくれるもんなんぞ、奴にはなかったから。

奴は猫全般を好きになったわけでもない。

あの猫が全てであった。

そんだけ。