説明と同意

今日は家人の病気についての説明に同席した。


インフォームド・コンセント (informed consent)。


「説明と同意」とされてます。あと厚生労働省は「納得診療」なんて言葉も付け加えてます。

しかし、選択肢の少ない側から見れば、「説明と同意」も「脅しと強制」に感じることが多い。

今日の医師がどうこうということではないのです。

むしろ、今日の医師はこういう制度がない方がもっと率直に自分の意見を言ってくれたように思う。


そんなことは、最近よくある。


アカンウンタビリティー(Accountability)。

「説明責任」とされ、企業や政府など社会に影響力を及ぼす組織が、株主や従業員といった直接的関係を

持つものだけでなく、消費者、取引業者、銀行、地域住民など、間接的関わりをも持つ全ての人・組織に

その活動予定、内容、結果等の報告をする必要があるとする考えとある。

政治家の「説明責任」と称する言い訳を何度聞いたか。


説明でけへん事をせんといたらええだけのことやんけ!と大阪弁で突っ込んでしまう。


アホ友達の一人がバブルの頃、名刺をでぇ~んと出しよった。

見ると「フィールド・マネージャー」とある。

どやって顔しとる。

お前、これ現場監督やんけってゆうたら嫌な顔しとった。



言葉の言い換えは、事態をますます悪くするだけやなぁ。



こんなん書いてたら、ビアスの『悪魔の辞典』を思い出した。

調べたらネットにありました。

やっぱりハマってしまった人は多いのだろうと思う。

私は、土曜美術社版で読んだので、下の方の訳とは違うけどもだいたいこんな感じです。


悪魔の辞典】→http://www005.upp.so-net.ne.jp/kareha/trans/dd_index.htm


ちょっと目に付いたやつ。

HOMICIDE [殺人行為]

ある人間が他の人間によって殺されること。「罪深い」「酌量の余地ある」「正当と認められる」「称賛

に値する」の四種類があるが、どれにしても殺される人間にとってはたいして役に立たない。この分類は

法律屋が役に立てるためにある。


BACCHUS [バッカス]

古代人が酔っ払うための言い訳としてこしらえた便利な神さま。


あと、記憶ですが結婚についての項目で、eとiの間違いのようなのがあって印象に残ってます。

better half→bitter halfの違いだったと思います。



そんなんです。