ぼんさんがへをこいた

【かんさい絵ことば辞典】というブログをときどき見てたりする。

負荷さんに教えてもらったのだ。

イラストが、外から見た大阪のイメージでないのがいいし、柔らかいから好きだ。

そこに、『ぼんさんがへをこいた』があった。
        →http://ameblo.jp/kansai-ekotoba/entry-10022376538.html

私も小さい頃はそんなふうに数えてた。

そうなると当然、各地で数え方は違うだろうと思って検索してみた。

 ●だるまさんがころんだのかけ声は?
        →http://we.freeml.com/chousa/daruma.html
 ●とうよみ
        →http://www2.ocn.ne.jp/~happyman/TOUYOMI.htm

東京で「ハマグリは虫の毒」って意味がわからんのもあった。

京都では一から二十まであって、「ぼんさんがへをこいた においだらくさかった」まである。

京都は相変わらずキツイなぁ。


ほんでも、この【ぼんさん】は坊主ではないと思う。

たしかに坊主も屁ぐらいはするけど、四六時中こいてるわけではない・・・と信じる。

たしか、丁稚を【ぼんさん】と呼んでた気がするので調べてみた。

大阪ミナミの「串の坊」というところのHPに該当する記事をみつけた。

たしかに、丁稚のことを【ぼんさん】と呼んでたみたいだ。

これです。<串かつ談義(二)/串の坊>→http://www.kushinobo.co.jp/dangi/dangi_f1.htm


ところが、丁稚は絶滅してるし、花登筐ももうおれへん。

そんなんで、いつのまにか【ぼんさん】は坊主の事となったような気がする。


ところで、船場のお店(たな)のランクはこんな具合だ。

丁稚→手代→小番頭→中番頭→大番頭→わかだんさん(若主人)→だんさん(主人)。

丁稚がインチキな方法で出世していくことから、<でっちあげ>という言葉が生まれた…わけはない。


そんだけ。