月 見
爺さんは、西九条のウドン屋の小倅だったこともあり、今でもウドンを食わせると機嫌がいい。
ビョーキ男の方も麺類は好きなので助かる。
なんにせよ、<人類は麺類!>である限り、我が家にはひとときの平和が訪れる。
ウドンは細ウドン、出汁はヒガシマル、旭松の「味付けあげ」で、当然「けつねウドン」を作る。
昨日は「けつね」が切れてたので、しょうがないから「月見」にした。
私は「月見」が好きではない。
鉢に浮かんでいる玉子が「出汁」の一部なのか、「具」なのかがハッキリせんからだ。
で、つくづく観察すると「月見」の食い方にもいろいろある。
爺さんは中道派で、半分くらい食ってから、玉子を崩す。
ビョーキ男は出汁派であろう、端から玉子を崩して出汁と一体化する。
私は具派で、最期まで玉子を残す。
ウドン鉢に残った玉子から「オッサン、なんでウドンとワシを一緒に添い遂げさせてくれへんねん。お
前、ええ死に方せんぞ!」と恨みの言葉が聞こえてくるような気もする。
関係ないけど、大阪は阪急十三駅の立ち食いが、私の立ち食いデビューの店なんだけど、そこでは、蕎麦
は「月見」と言うが、ウドンの場合は「玉ウ」と呼ぶ。
書いてる途中で、そうか!こういうのを<投票>記事にすればいいのかと気が付いたけど、まぁええか。
そんだけ。
もうちょっと忙しいのでゴメンです。
モナ・・・
・・・ちゃう、ほな。(このオチは2度目やなぁ)