<愛とセーシュンの焼きそば>食って帰った

 
店に入る。


「いらっしゃい」、「まいど」という声をききながら、おかずを二点ほど取る。


空いたテーブルにおかずを置き、「飯いらない」と言いながら、勝手にビィルを取り出す。


私はこんな具合に、大衆食堂で一杯やるのが好きなオッサンだ。


まるで家にでも帰ったような振る舞いではあるなぁ。




その後、カッパ横丁近くにある店で、私の好きな<愛とセーシュンの焼きそば>食って帰った。金がなか

ったので、ビィルは飲まなかった。

その店は、そんな大衆食堂。


ここの<焼きそば>。べつに名物でもない、というか店に名物なんてはじめからありもしない。

<焼きそば>には、豚肉、ゲソ、キャベツ、モヤシ、玉葱なんかが入っている。その日によって、豚肉と

ゲソの比率は変わってる。

麺にソースが絡んで、やや黒っぽい感じだけど、誰もが食べてる途中で更にソースをかけている。

そんな<焼きそば>460円。


面白いのは、常連と思われる者に限って、この<焼きそば>を食ってること。

なんでかはわからん?さっきも書いたように、べつに名物でもないし、とくべつ美味いわけでもない。

言えるのは、ほとんど家で作って食ってるような感覚になる<焼きそば>という感じ。

ビィルには丁度いい具合でもある。



ところで、この<焼きそば>がなんで、<愛とセーシュンの焼きそば>と名付けられたか?



それは・・・・・・・イヤン! ^^;



そんだけ。