ぎょうずい
記事でぎょうずいという言葉をなんどか見かけた。
行水は行と書くくらいやから、そんなんやろ思うて調べた。
やっぱり、そんなんやった。
行水湯売り。
午後の行水時間を見計らって木箱に6キロリットルくらい入った湯を大八車に積んで売って歩いた。
当時の風呂代が四銭で、行水湯はバケツ二杯で一銭。
一日50キロリットル以上売れたとある。
そうそう、ついでに商売敵の風呂屋の近所まで行って売ってたんやて。
前に<ぬくもり屋>って商売のこと書いたけどなんなとやるなぁ。
「何かええ話、儲かる話しないかぁ」ときいてくるアホ友達もおる。
いっつも思うけど、儲かる話はどこにもないけど、どこでも儲けてる奴はおったりする。
松本重太郎ゆう人は、断髪令が出された時に大阪から長崎まで行ってあるだけの帽子を買い占めた。
断髪になると帽子の需要が伸びると踏んだのだ。
若い時に怖いオッサンから「お前が首から上に付けてるの飾りにもならんのやから、せいぜいモノでも考
えんかい!」ゆうてよう怒鳴られたの思い出した。
ほな。