ぎょにく
この頃の魚肉ソーセージ、両端に止め金具みたいなのがついてない。
進化したとも言えるし、その他の社会事情でもあるんやろけど。
いっつも歯でソーセージのセロハンを破ってたけど、時々その金具を噛んで痛い思いをした。
魚肉ソーセージは小さい頃から食ってる。
大きくなってからは酒の肴にすることも多い。
マヨネーズはそれほど好きではないけど、魚肉&マヨは別枠。
むかし食った一番安い定食が魚肉ソーセージ定食やった。
魚肉&キャベツ&マヨネーズとご飯、味噌汁。
ほとんど家飯状態やけど、一人暮らしをしてると「家では食べられない」より「家で食べてるようなも
の」を食いたくなるのは、安いだけの理由でもなかったりする。
一人暮らしの男で、こいつは絶対に料理なんかせんと思う奴の部屋にもフライパンがあったりする。
「発作的に目玉焼きが食いたくなんねん」とその男は言ってた。
だから大衆食堂に目玉焼き定食があるのも不思議でも何でもない。
しかし魚肉ソーセージ定食は、この頃はほとんど見かけんけど、家では時々食う。
生野菜の上に魚肉ソーセージを三本のせてマヨネーズをべっとりつけて食う。
なんか知らんけどヤヤコシクなったら、ワッシワッシと飯を食おうと思うのやけど、そんな時に食う。
「とりあえず飯にしよ」は爺さんの口癖でもあった。
ほな。