辛い乳房

 
少し時間があったので、梅田の大丸で今日から始まった古書市に行ってきた。

何も買わんかったのは、古書市の内容のせいでなくて、私が買いたいと思わなかっただけのこと。

年内は梅田に出ることもないので、ついでにカッパ横丁の古本屋3軒にも寄ってきた。

ここでも、何も買わんかった。


二週間前から、左腕が痛む。なんでそうなったかはワカランけど、どっかでぶつけたような痛み。


1時近くになってたので、いつもの大衆食堂に入る。

店はまだ混んでたけど、おかず+ご飯+味噌汁という客が少ない。丼やカレー、ご飯&中華ソバといった

客が目立つ。たしかにそっちの方が安いというか五百円前後で収まる。


飯を食ってるわりに、店内に元気がない。今日だけのことやったらええんやけど。

世の中や自分がどないな状態でも、飯だけはワッシワッシと元気よく食いたい思う。


<愛とセーシュンの焼きそば>とビィル一本をやっつけて帰った。


行き帰りに、北杜夫の『どくとるマンボウ回想録』読む。

北杜夫は85年以前からの虎ファンなのがうれしい。


兄は私より十一歳上だったが、このときも母は乳の出を良くするために鯉などを多く食べたという。

一方、母は兄が育つにつれ、その乳離れをさせるため、乳房にカラシを塗ったという。

                        -『どくとるマンボウ回想記』北杜夫


兄=斎藤茂太で、母=齋藤輝子ということになる。


茂太さん、ビックリしたやろなぁ。オカンも無茶しよんなぁ。


北杜夫の娘の斉藤由香に『猛女とよばれた淑女-祖母、齋藤輝子の生き方』がある。




ほな。