ふちょう

 
ビョーキ男が元旦から、<正月やのにワシはなんでこんな有様やねん病>に罹り、調子が悪い。

正月でなくても、そんな有様やし、別にかまへんとは思うてる。

けど、これ以上安モンの壁に穴あけられたら、家中が虎のロゴマークだらけになるのでちょっとキツイ。


明日が図書館の返却日。

タルコフスキー日記』は、さすがに全部は読めんかった。

もう何回か借りて読み通したいと思う。

歩いて五分の図書館は蔵書してないので、ネットで中央に予約を入れる。

織田作之助夫婦善哉-完全版』
中西悟堂『かみなりさま』
・上原專祿『生者・死者』

こないだ映画の『夫婦善哉』を専門チャンネルでやってたけど、ビョーキ男の不調で観れんかった。

中断されずに、映画や音楽を観たり聴いたりするするのは、もう少し先になるんやろなぁ。


上原專祿。

死者と生者。

死んだ者は、生きてる者によって時々思い出されたりはするけど、いずれは忘れ去られるのやろ。

そんで、この世は生きてる者だけが、まるで自分の独占物であるかのように動いていく。

上原專祿は、「死者によって己れが裁かれる」といい、「死者と共に生きる」ともいうてる。

過去は単なる時間的経過の区切りのことやなく、過去は現在であり、現在は未来に結ばれている。

生きてる者は、過去を背負って生きていくものだということ。

歴史学者で、専門は中世ヨーロッパ史だった上原專祿が「死者と共に生きる」と決めたときから、どんな

具合な歴史観を持ったのかが知りたい思う。



そんだけ。