明るくかし処を彩れと
「作家の庄野潤三氏死去」というニュースがあった。
旧制の住吉中学に入学し、伊藤静雄に学び、その交流は卒業後も続いた。
そして、九大で島尾敏雄と出会う。
これ書くのたぶん4回目くらいになる思うけど。
(行つて お前のその憂愁の深さのほどに 明るくかし処(こ)を彩れ)と
「その憂愁の深さ」を引き受けたのが島尾敏雄。
「明るくかし処を彩れ」が庄野潤三。
『プールサイド小景』。
板子一枚下は地獄というのがある。
毎日の暮らしは平々凡々なように見えるけど、もの凄く張りつめたもんがある。
そんな感じを持った覚えがある。
しかし、帝塚山周辺には何の縁もなかったなぁ。
帝塚山学院には仕事で行ったことあるけど。
ほな。