ガ タ ロ

 
「ガタロ」は大阪弁。河太郎の訛で河童のことやけど、違う意味もある。


天王寺区谷町筋の源聖寺坂上に、戦前までガタロヨコマチ(河太郎横町)という小路があったが、 この

ガタロは、横堀や道頓堀川の浅いところで河の中の泥を大きないかき(ざる)ですくい上げてはその中の

落としもの(主として金属類の屑物)などを拾い集めるの商売にしていた人たちが多く住んでいたのでこ

の俗称ができたのである。 - 牧村史陽編『大阪ことば事典』


そんな、ガタロヨコマチで育った、織田作之助は昭和22年(1947)の今日、1月10日に死んだ。

織田作之助の命日は「善哉忌」だけど、「ガタロ忌」と言う人もいる。


ところで、よそはどうかは知らんけど、こっちで10日は十日戎

大阪は、神を神さんといったりするから、戎様もえべっさん

福娘の「商売繁盛で笹持ってこい!」の掛け声で福笹を買ったり、商売繁盛をえびす様に願う「宝永駕

(ほえかご)行列」があったりもする。


こんな日に逝った織田作之助

あんさん、ほんまになぁ。



ほな。