オノマトペ

 
オノマトペは擬音語・擬声語・擬態語を包括的に言う言葉やそうです。

組立通信社から出た『キュッと曲がって90°-関西オノマトペ用例集』に書いてました。

で、この本読んだら、まちがいなく大阪弁オノマトペの一等賞や思うたです。

ちゃっちゃと、ドバッと、しゅっと、きちきち、カツカツ、うにうに・・・

関西知らずで東京六大学からドラフト入団。例えば阪神の鳥谷選手が、わてらの福本豊師匠の言葉を初め

て聞いた時、頭の中がどんな状態やったか思うと、大変でしたなぁ思います。

福本師匠の野球解説時の言葉・・・ビャッときた球をビャッと打ってビャッと走ったらええねん。


書名のキュッと曲がって90°は、日本一長~い天神橋筋商店街を歩いてる人にきいた結果やそうです。

100人中43人がキュッと曲がるは90°と答えたらしい。

ちなみに30°はシュッで45°はグッ。

わかるなぁ。


で、これ読んでたら前に大阪弁谷啓やという記事書いたの思い出したんで再上映させてもらい万年筆。

ほな。

         
             大阪弁谷啓だ!


 大阪弁は日本語なのに不思議と外国の人に通じるという話を聞く。

 なんとなくわかる。

 これは、大阪弁のある特徴がそうさせるのだと思う。

 谷だぁ~の谷啓クレージー・キャッツ谷啓。

 谷啓のギャグはガチョーン、びろ~ん、ムヒョーッだったりする。

 大阪人はこういった言葉をよく使うのだ。

 ある意味で、そこいら中が谷啓だ。

 たとえば、仕事の指示。

 ここんとこ、ビャ~とやってな、ここはちょっと丁寧にピャッピャッとやっといてくれ。

 ええ?

 しゃ~からな、ここんとこ、ビャ~とやってな、ここはちょっと丁寧にピャッピャッとするんや。

 ええ?

 わからんか?そやからな、ん~~~~~ワッ!とにかくやっとけ!で終わる。

 ・・・ええとですね、大阪のおっさんは説明不能状態に陥ると、このワッ!で逃げ切るのです。

 ほとんどウソですけど、雰囲気は大体こんなもん。


 だから、日本語、大阪弁がが通じてるのではなくて、このビャ~、ガァ~なんてのが外国の人に通

 じたりするのやと思う。


 私の住んでいる街はうねうねしている。

 ド~ンとした道がない。

 空襲で焼けた後、適当に建てた家がそのまま残っているのかと思うたけど、そうでもないらしい。

 むかしから、うねうねしているそうだ。

 そんなわけで、うねうねに入ってしまった車からよく道を訊かれる。

 こんな風に道を説明する。

 ここな、ドバァーと行くやろ、ほんならドンツキを、右にビャ~曲がってな、次の角をグワァ~と

 行ったら国道や。

 ・・・大阪弁は論理的な説明に不向きなんやろか?


 そんなんです。