生誕の地
こないだの月曜日は6月11日のこと。
明治32年のその日に川端康成が誕生とあったから、生まれた所に行ってみた。
暇すぎて四時くらいから発泡酒片手のF元君との事務所から近い。
・・・関係ないけど、そんなんで仕事終わって立ち呑み行くころには、事務所で出来上
がってます。
今は相生楼という料亭になってる。
・・・関係ないけど入ったことはない。
丁目。
明治32年の6月11日に川端康成はここで生まれた。
生まれた翌年に医師やった父親が死んで、母の実家(三島郡豊里村)に移るけど、
移った翌年に母の死。
二人姉弟の姉は母方の伯母の家に、康成は祖父母に育てられる。
しかし、8歳で祖母を亡くし、11歳の時に姉も亡くなり、そして16歳で祖父も死んで
独りとなる。
生前私に縁遠い人の葬式であればあるだけ、私は自分の記憶と連れ立って墓
場に行き、記憶にむかって合掌しながら、焼香するような気持ちになる。
だから、少年の私が見も知らぬ人の葬式にその場にふさわしい表情をしていた
としてもいつわりでなく、身に負うている寂しさの機を得ての表れである。
・・・川端康成『葬式の名人』より
モランさんに教えてもうた、若い頃の写真。
川端ダルビッシュ康成とミドルネームがついてたわけ
ではおまへん。
ほな。