大阪の神さん仏さん

 
140Bという版元から『大阪の神さん仏さん』(釈徹宗・高島幸次)が出てます。
 
読みたいなぁ思うて、これは当然歩いて五分の図書館は<大阪コーナー>に置くやろと待ってました。
 
けど、いつまでたってもです。
 
ほんで、中央も何冊か購入してますけど、貸し出し中が続いてるような具合です。
 
そんなことで買いました。税込みで千五百七十五円。
 
値打ちあります。
 
なんで、これ読みたかったかいうと、書名です。
 
これが「大阪の神仏を考える」とか、そんなんやったら買いたいとまで思もわんかった思います。
 
間違いなく、大阪は神さん仏さんの土地やからです。
 
はい。
 
ところで、ワテも『ひょっこりひょうたん島』世代ですが、いや正確には、その前の『ちろりん村』からか。
 
この『大阪の神さん仏さん』に、『ひょっこりひょうたん島』について、気になるとこあったんで引いときます。
 
 
登場人物はみんな死んだ人たち、死んだ子供たちなのです。彼らは、幽冥界をはじめとしていろんなところへ行
 
くのですが、死んでいるからこそ自由に行けるのです。死んだけれど死にきれない人たちなのです。
 
ひょうたん島の明るさは、絶望の果ての明るさ、死後の明るさなのです。
 
 
井上ひさしの評伝に、井上ひさしの上のような証言が載っているそうです。
 
 
ほな。