錆びたナイフ

♪砂山の砂を 指で掘ってたら まっ赤に錆びた ジャックナイフが 出て来たよ♪

♪どこのどいつが♪・・・とドイツのワールド・カップ

ニッポン アチャチャでおました。化石のようなギャグですいません。


映画『錆びたナイフ』は1958年の封切です。

この映画の再上映を、京都の学生が一杯の映画館で観ました。

原作、石原慎太郎です。ちなみに石原慎太郎はあまり読んだことありません。

映画の記憶もほとんどありません。


なんで覚えているか?


ある台詞がありました。こういうやつです。裕次郎の台詞です。


「それが、社会正義というものでしょう」


この台詞に客席の学生たちから笑い声が起きました。

嘲笑という感じの笑いでした。

私も付き合いで笑ったのですが、なんで笑ってしまったんだろう?

世の中単純なものやないのは、その頃でも何となくわかりました。


でも、何で笑ったんやろ?


思い出すたびにややこしい気持ちになったりします。