2006-07-27から1日間の記事一覧

腐っても鯛~林芙美子は辻潤の事をそう云った

昭和4年。貧乏で全く無名であった詩人の処女詩集に辻潤は石川三四郎とともに序文を書いている。 詩集の題名は『蒼馬を見たり』、著者は林芙美子。 辻は「あなたが、ニセ物の詩人でないということがなにより先に感じられるのです。あなたは詩をからだ 全体で…