2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっと似ているこの二人

シュティルナーとニーチェ。 ニーチェがシュティルナーの『唯一者とその所有』を読んでたか、読んでなかったか? その真相を探るために、船越英一郎がニーチェを断崖絶壁まで追い込んだという話はない。 それにしても、船越とニーチェは断崖絶壁のイメージが…

私は地球と心中しないものを捜しているんだ/即席の黒石④

大泉黒石が、戦後の昭和30年に俳誌「みづおと」に寄稿した『洋花』。 ちなみに、黒石の俳句も残っている。 嫌われて花になりけり野芹哉 七草の芹も、摘み取られることもなければ、当然花も咲く。 それを、人に嫌われて摘まれなかった芹が花になると詠むの…

作品『人間開業』のさわり/即席の黒石③

大泉黒石、辻潤、武林無想庵。 この人たちに共通するのは、知らない人でも知っているレベルの文豪の話の中に時々顔を出すのだが、そ の作品を見る機会があまりないことだ。 「稀観本の世界」というHPに三人とも掲載されている。まいったと言うしかない。 …

「こんぎょく(金玉)料理」について

『くいだおれ』がこの7月で閉店するそうです。 そんな事で、少し付け加えて再上映します。 * * * * * * * * * * * * * 大阪名物・食い倒れ。創業者の山田六郎氏が考案した「金玉料理」。 内容がわからんです。 ただ、従来の鶏肉に変わりブロイラーを導入し…

日本とロシア/即席の「黒石」②

「日本人が幾ら不逞思想の洋服を着て、危険哲学の靴をはいて、舶来の問題に熱中しようと、ひと肌脱げ ば、先祖代々の魂があらわれて、鼻の穴から吹き颪す神風に、思想の提灯も哲学の炬火も、消えてなくな るのだから世話はない」。 大泉黒石は日本についてこ…

大泉黒石の履歴/即席の「黒石」①

大泉黒石と辻潤は1916年(大正5年)に知り合っている。 辻が伊藤野枝に去られて、浅草で美的放浪者の生活を送っている頃のこと。 意気投合し、後には二人で組んで長崎へダダ派の講演旅行にも出かけたりしている。 その、大泉黒石の全集が緑書房から刊行…

食いだおれ

私の住んでるエエ加減な商店街にもいろんな店あります。 だいぶ前から、「お前、何ぞい?」って名前の店がぎょうさん出来てます。 名前が店の内容を意味してへんのです。 関係ないですけど家の近くの飲み屋のメニューはアホです。 「久本雅美」ってのが少し…

あほぼん

今のアニメ技術の9割以上は、父と高畑(勲)さんが築き上げたもの。 僕はそれを利用するだけ・・・やねんて。 →http://www.okanichi.co.jp/20060721130608.html 何か「摂理」って所もそうらしいけど、<独自の解釈>ちゅうのは都合のエエ言葉やなあ。 ・・…

『住所とギョウザ』の話

コメントに、岩田宏さんの詩、『住所とギョウザ』って書いたんで、その話を。 昔から食いモンで人を判断するというか、まあ簡単に云うと差別?みたいなのは、社会の上の方の人もそ うですが、下の方でもあります。 上の方は・・・そんなもの食ってる奴です。…