2007-08-09から1日間の記事一覧

『無想庵に与う』

「如何に生きるべきかをつとに止めてしまった僕には、とり立てて口にすべき問題はないのだ。」 こんな事を、辻潤は書いてます。 昭和6年(1931)の6月、雑誌『かめれおん』に掲載された『無想庵に与う』というエッセイ。 これは、後に『廃人の独語』に収録…