シシャモとアヒルとビールとビョーキと

シシャモもを尻尾から食うとメザシの味がする。

ずいぶん前の話だけども、この事を飲み屋で話したら今のシシャモはモドキだと教えられた。

あれは、カペリンという魚だそうだ。

本当のシシャモ(漢字で柳葉魚)→http://www.do-shokoren.or.jp/mukawa/mukawa2400.htm

昔、TVでグルメを自称するタレントが本物のシシャモとモドキを食べ比べて、モドキのほうをシシャモ

といったらしい。

それは当然。本物って食った人の方が珍しいはず。



鴨南蛮の鴨は鴨ではないらしい。

「アイガモ」は厳密には鴨とアヒルの交雑種なのですが、アヒルも「アイガモ」として売られていて、区

別がつきませんと書いてある。→http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Ahiru.htm

たしかにアヒルは家鴨と書く。



だから、どうした?って話をすることもないけど。

そうだという事だ・・・そうだ。



まいど、いらっしゃい!

何しましょ?

とりあえずビール。


今はこれも通用しなくなりつつある。

とりあえずビール?銘柄と品種を言って下さい・・・となる。

余談だけど、知り合いの飲み屋のオッサンの話。

<とりあえずビール>と書いたラベルを作り、瓶に貼って出したら大受けしたらしい。



ソレは、本来はコレではないけども、これだけ普及し定着してるからソレもコレとしましょう。

で、ソレもコレの一種となる。一応は本来はソレはコレではありません位の取説は入れる事になるだろう

けど。


別に食い物の現状を、どこぞの美味しんぼみたいにどうこうしたいのでもない。



実体を変えようとしないで、ソレがコレで通用するなら法的にソレもコレにしましょう、それで問題は解

決!状態が続いているような気がする。



寝たきりと起きたきり老人と、意味不明病一人の合計三人の見届け人となって一年近くになる。

彼等を送り出すまで終われない。

そうそう、起きたきりは頭が寝たきり。

寝たきりと起きたきりは行政サービスを申請し、その資格者となれた。


問題は意味不明病男である。

もう10件以上の医療施設をまわった。今年の年明けに大きな手術もしたけど、変わらない。

それはそれでやむを得ないし、誤診もない。

不定愁訴を訴えても、医師が原因がわからない時、それは病気ではないとされるだけの事。

つまり、病人と認定されない限り彼は病人ではないという事だ。


昨日、今日でようやくその資格を得ることができた。

これで彼の社会的立場も固まった。

僕は病気ですと言える。それなりの行政サービスも受けられる。職場も大丈夫だ。


ある時から、私と彼は病気を治す努力を止め、病人と認定されるために動いてきたといえる。


けど、実体は変わらない。

ケッタイな世の中になった。



知識は学問で得たとして、人格は世間が育てる。

世間が溶けてきてるから、知識はあっても人格がない人間が増え続けているように思う。

これは関係ない話か。