【
渡世人】は辞書でも主に博打うち、ヤクザとされてます。
私はこの【
渡世人】という言葉が好きです。
あっちから、こっちまでの間を能無しだろうとなんだろうと自分なりに渡っていくだけであります。
人は自分から始まって自分で終わるのやから、自分こそが祖国やと思うてます。
国も神も仏もいりません。
●自分は近頃恐ろしく気持ちが楽になった。これは年齢の加減かもしれんが、一ツには「如何にして生く
べきか?」について考えることをやめたからだ。
●もはや一切の矛盾や不合理も気にならん。
・・・
辻潤 『
風狂私語』より