ぶれーぶす

家の用事で、阪急梅田駅まで行った。近いのは近いが久しぶりだ。

阪神タイガース 2007年公式ファンクラブ会員募集中】

改札口付近の柱、天井からのつり看板。こんなのがびっしり貼り付けられてた。


関係ないけど、昨日のサンテレビの対広島戦の中継で観客席のこんな横断幕映してた。

【名解説者 福本豊師匠 今日はどうですか?】

もちろん、その日の解説は福本師匠だった。

福本豊は阪急ブレーブス黄金期の、世界の盗塁王だ。

当時の上田監督の命令。

「ピッチャーが二球投げる間に盗塁せい。ただし、アウトになるな」というワケのわからん指示を守った

選手だ。

たしかに、村上ファンド騒動で阪神、阪急は一緒になることになった。

だから、阪神の公式ファンクラブの会員募集をすることに間違いはない。

しかし、何のためらいも感じさせない能天気な募集広告すぎるのだ。


1988年10月19日に阪急は、オリエントリース株式会社に阪急ブレーブスの譲渡を決定する。

【阪急ブレーブス

●リーグ優勝10回(1967,1968,1969,1971,1972,1975,1976,1977,1978,1984)。
●日本一3回(1975,1976,1977)。

胸を張って歩ける成績だ。

1984年の優勝から88年の身売りまでも4位→3位→2位→4位と遜色はない。西武の黄金期とブレーブス

の黄金期のメンバーの衰退が重なっただけだ。

どちらにしても、阪神の当時の成績から比べるのも失礼なくらいの成績だ。

身売りが決まった時のブレーブスの先発はこんな感じだ。

   <野手>・・・福本は控えだ。      <投手>・・・山田も三、四番手だ。
    左翼 D・ウィリアムズ          星野
    二塁 福良                 佐藤
    一塁 ブーマー              古溝   
    指名 石嶺                 山沖
    三塁 松永                 山田・・・山田も衰えてはいる。
    右翼 藤井
    中堅 山森
    捕手 藤田
    遊撃 弓岡

しかし、今の楽天よりは楽天的に試合を観戦できるメンバーなのは間違いない。


球団の身売りの理由には①チームの弱体化②親会社の業績悪化③人気の低迷の三つがあると思う。

しかし、当時の阪急ブレーブスは、そのどれにも当てはまらないと今でも思っている。

阪急ブレ-ブスの身売りはなぜ起こったのか?

これは、けっこう深い闇の向こうに理由があるような気がしなくもない。

宝塚歌劇を生み、東が中村屋のカリーなら、西は阪急食堂のライスカレーだ。

阪急がいろんなものを生んできたのも事実だ。終わるのはやむを得ないことと思う。

しかし、作ったものが弔ってやるのが当たり前だ。

阪急ブレーブスは、弔われることのないままと違うか?。福本師匠に限らずブレーブス出身の選手の墓場

がないのだ。

引き継ぐというものの考え方は出来ないようだ。

そんなんで、生んだ子の弔いも出来ないものが梅田をまた弄くり回そうとしてる気がする。

どんどんスカスカの街になりそうやなあ。

もう梅田は終わっとるなあ。


そうそう、昨日のサンテレビ試合中継で老婦人を何度かアップで映してた。

アナウンサーの説明はいらなかった。

誰が見ても岡田監督の母親だ。そっくりやった。


●おまけ
 阪神タイガース経営のテレビ局と勘違いされるサンテレビの【おっさんてれび】。
 →http://www.sun-tv.co.jp/oh/index.html