清張のポスター
家族AとCを病院に連れて行く日だった。
病院は図書館と同じで歩いて五分の所にある。
これも図書館と同じく、私の力で近くに出来たわけではない。当たり前のことか。
待ち時間の間に読んだ本。
おっ!と思うものがあった。
「全九州産業美術連盟国策ポスター展覧会」に入賞した松本清張の作品が掲載されていた。
朝日新聞西部本社の広告部時代、小説と同じく懸賞金目当てに応募した作品。
これが、けっこうな出来なのだ。
「防諜-スパイは狙ふ!」というキャッチの作品が二点。
『半生の記』で「半裁くらいの画用紙を板に水貼りして、畳の上に置き、匍らばって絵具を塗ったり、エ
アブラッシを噴きかけたり」と書いてるが、その時のものと思う。
私は松本清張の作品(と言っても全部は読んでない)の中で『半生の記』が一番好きだ。
読んでる本についてはまた書こうと思うてます。
そんなんです。
『半生の記』について書いたことあります→http://blogs.yahoo.co.jp/tei_zin/5789394