エヂソンバンド
昔の少年・少女雑誌に掲載されていた、通販広告について書かれたもの。
「伸長器」(背が伸びるらしい)、「ハーモニカ」、「通信教育の空手」(吉本のギャグでよく使われ
たりする)、「鉱石ラヂオ」、「スパイカメラ」、「X線メガネ」(透けて見えるらしい)・・・。
そんなん、あったなぁと思い出すものが仰山ある。
小さい頃、こんな広告を見ていて、その頃も「ウソやでぇ~」と「ひょっとしたら?」が混じり合ってヤ
ヤコシイ気持ちになった覚えがある。
そういえば、酒でも飲むようになった頃、夜の繁華街で「兄ちゃん、裸と裸のぶつかり合いの写真やでぇ
~!」と怪しいオッサンに勧められて、そこそこの金額で買って、ドキを胸々させながら開けてみたら、
相撲の写真だったというような経験を持っている奴がアホ友達におった。
こういう広告は、そんな怪しくて、恥ずかしくて、思わず酒でも飲みたくなるような気分が生まれる。
明治以降も続いた香具師の商売ネタもこんなのだ。
ミンサイ(催眠術、護身術極意)、ゴエイ(英会話速修術)、ドロマン(泥万年筆)、十徳ナイフ、レン
トゲン(エッキス、)記憶術、透視術、行者打ち(護符、漢方薬草書、ウラツ=占レ辻=神霊あぶり
出し、危険術、釜鳴り)、ミツ=ヒミツ=春画・・・。
腹抱えて笑いたなるほど、ニンゲンは変わりまへんなぁ。
頭が良くなるというか、頭を冷やす=頭寒足熱程度のことらしい。
私はいつも、飲み過ぎて悪寒発熱ですけど。
そんだけ。