お ん ち

 
お前、音痴やなぁ言われます。

自覚もあります。

ほんでも、小さい頃から「おんち」のウドンを食ってたから、そうなったわけではないです。

浜村純ナレーションの「あぁ~、おんちかった。おんちのウドン」の「おんち」は「恩地」やし。


ところで、小さい頃は当然のようにテレビばっかり観てたわけやけど、アメリカの番組からの影響はかな

りあります。

「馬がしゃべるよぉ~」の『ミスター・エド』やとか、『名犬リンチンチン』。

ほんまは「ティンティン」となるのでしょうけど。♪旅は果てなき さすらい♪なんて主題歌やった思い

ますが、「ちんちん」やぁゆうて喜んでたアホです。


そうそう『パパは何でも知っている』なんちゅうのもあったです。

まぁ、典型的なホームドラマやったと思いますけど、観てる私の方が「オトンは今日もスッカラカン」や

ったから、あの豊かで、ビンボーが原因で喧嘩なんかすることもない世界は、別もんやったです。

色気づいてからも、音楽やら映画やら、外国のもんが多かったです。


とにかく、そんなんで、外人はみんなカッコようて、豊かでというイメージが染みついてしもうたので

す。それは、大人になって街中に外人を多く見かけるようななってから、なくなったけど。

そうでもないなぁ、と思うようになったわけです。


残るは歌です。


私は、ごく普通に英語はわかりません。

ですから、外国の歌は意味を追わずに、楽器のように聴くしかないです。

JAZZ聴くようになって、それがよかったと思うこともありますけど。


で、1990年代です。

阪神に、トーマス・オマリーがやってきました。

「ハンシンファンわぁ、イチバンやぁー!」のオマリーです。

このオマリーが、人気者だったこともあり、「六甲颪」を唄いCDで売り出しました。

イメージ 1初めて聴いた人は、全員固まります。

ほんでからに爆笑です。死ぬほど笑います。

凄まじい音痴です。でも、聴いた人を明るくさせる音痴ではあります。

このCD。歌詞の一番が日本語、二番が英語です。

外人の唄う英語の歌にも、音痴なのがあるぁとわかった瞬間です。

「オマリーが歌った六甲おろしは、1番の歌詞は日本語、2番の歌詞は英語である。1番は日本語のために

下手なのはまだ分かるが、2番の英語の歌詞も下手であった。オマリーは根本的に音痴らしい。」

Wikipediaにも書いてました。


それに勇気づけられて、私も人前で「六甲颪」を唄うようになったのです。


そんな阪神ですが、今日も調子悪いです。


アカンなぁ。


ほな。