そんな奴おれへん・・・こともなかった

  
「そんな奴おれへんやろ~」

これ、「チッチキチー」の大木こだま・ひびき、お得意のギャグです。


前に「キツネうどん」の話の流れで、外国から来た人が、「キツネうどん」と遭遇したら、「大阪の人は

野蛮だ。キツネの肉を食っている」と言われないだろうかと、いらん心配をした。

ようするに「そんな奴おれへんやろ~」と思ってのことだ。
  
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おった。

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「大阪の飲食店に入って、最初メニューで見たとき、どきっとした。きつね肉の入ったうどんだと思っ

た」と書いている人がいた。

『大阪ことばの特徴』(和泉書院・1993)での話だ。

この本、書いたのは、彭飛(ポン フェイ)と言う人。

中国復旦大学卒業後、大阪市立大学に留学したそうで、専攻は日本語、日本文学ということやそうだ。


やっぱり、真面目に「お品書き」の意味を考えると驚くのかも知らん。

  かやくうどん→火薬は入ってない。

  おじやうどん→オヤジが作ってはいない。

  かすうどん→カスが入ってるわけではない。当然、カスな人間が作ってもいない。

  すうどん→酢が入っているわけはない。すは素。

  つごもりうどん→都合で盛りつけてはいない。つごもり=晦日です。でも、ほとんど死語。

月見うどんも、「スイマセン、ムーンを見ナガラ食ベルのデショウカァ?」などと言う人もいてたりする

かも知らんなぁ。


関係ないけど、この本に、こんなことも書いてあった。

いきなり大阪に来て、日本語を覚えた人は、大阪以外のところに行くと必ずこう言われたとある。


どこで、日本語覚えた?


なんかわかるなぁ。


そんだけ。