かぐわしい便り
かっての朱鷺の様に絶滅寸前の大阪のオッサンにも春は来る。
ちなみにオッサンの学名は、コナモンヤ・オオサカと言う。
ニッポニア・ニッポンと比べても学名に遜色はない。
ポストに、中国は山陰地方でなく上海からかぐわしい便りが来ていた。
開封すると、いきなり<夢の高額賞金獲得チャンス!>のキャッチが目に入る。
ん?何や?
続いて***二億七千万円***全額保証済みとある。
ん?ん?ん?
<最終確認済・豪華懸賞チャンスへの登録手続きの件>とキャッチに書いてある。
大阪弁に翻訳するとこういう事らしい。
毎度、おめでとうさんです! あんさんなぁ、二億七千万円の賞金が当たる権利を持ってはることがわかりましたんや。 そやから、わざわざ上海から連絡してますねん。 二億七千万円でっせ!ごっついでっしゃろ。商店街のおばはんにナンボや言うたら五百円を 五百万円言われるのとわけがちゃいまっせ。 そんなんやから、欲しかったら同封の<賞金獲得エントリー申込書>に必要事項書いて送っ て頂戴ネ。そんでもってクレジットカードの番号と有効期限はウソ書かんといてネ。 そうそう、それからワシとこ三千円の手数料もらいまっせ。 えぇ!高い。 何ゆうてはり万年筆。あんさん二億七千万円でっせ! こんだけあったら、大阪どころか地球でも買えまんがな。そんな三千円ケチってどないしま すねん。 男はバ~ンと行かな、バ~ンと。 ほな、返事待ってまっせ。
こんなことが書いてあった。
エロエロちゃう、イロイロ思い出したこともあるけど、それはまたの機会に。
ほなら。
平和ラッパ風なら・・・はっはぁ~、しゃいなら~。
そうそう、こんなDMです。
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