そんなもん、お客さん喜ぶやん!

 
昨日も虎は勝ったです。

TVは観んと、ラジオ聴いてました。

ラジオの解説が福本豊師匠やったんで。


楽天戦。8回表、阪神が5点差で勝ってました。どう考えても楽勝パターンです。

しかし、阪神はピッチャーを久保田からウィリアムスに代えました。

 アナ「この交代はどういう意味なんでしょう?」

 福本「そんなもん、お客さん喜ぶやん!


福本豊さんは世界の盗塁王です。

当時の上田監督の「ピッチャーが三球投げる間に盗塁せい。ただし、アウトになるな」というワケのわか

らん指示を守った人です。

この時のことを後に「しんどくはなかったけど、まあアホほど走りました」と言ってはりました。


福本さんを師匠と呼ぶのはなんでかと言いますと、ほとんど芸といえるような解説だからです。

別名、飲み屋の中継とも言われます。


 アナ「月に向かって打ってもらいましょう!」

 福本「月に向かって打ったら、ファールやで

こんなんもあったです。

 アナ「福本さん、夏場の選手の体調管理で大切なことは?」

 福本「そやね、よう寝ることかな。」

 アナ「なるほど。どんな所で寝るんですか?」

 福本「そんなもん家でに決まってるやろ!


盗塁で世界記録を作って、国民栄誉賞をという話を辞退した時の言葉。

「そんなんもうたら、立ちションもでけへん」も忘れらんです。


話も面白いですけど、「プッツン」、「ブワァ~」といった関西得意の擬音語が多いのも特徴です。


その福本さんは、国をなくした人と言えるかもしれません。

僕にはもう帰るところがないからね」と自身が言ってはります。

阪急ブレーブスは、わけもわからんうちに身売りされました。

球団の身売りの理由には①チームの弱体化②親会社の業績悪化③人気の低迷の三つがあると思う。

しかし、当時の阪急ブレーブスは、そのどれにも当てはまらないと今でも思っている。

阪急ブレ-ブスの身売りはなぜ起こったのか?以前、そのことを書いたことあります。



こないだの甲子園でのソフトバンク戦の中継。

ソフトバンク南海ホークスの復刻ユニフォームを着た試合です。

一人、阪急ブレーブスのロゴの入ったTシャツを着たお客さんがいました。

カメラはその人を撮り、アナウンサーは福本さんにコメントを求めましたが、沈黙がありました。

あの福本さんの沈黙を、私は忘れんとこ思います。

だから、小林一三がどれほど偉大であっても、沿線に住んでいても、今は信用出来へんのです。


福本師匠は<福本語録>と言われている過去の発言録があります。

代表的なのでは「たこ焼き」、「着払い」、「加古川から向こうの人…」などがあります。

169㎝で、盗塁が有名ですけど、通算で2543安打、ホームランも208本打ってます。

この辺りはWikipediaにありますので、よかったら見てください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%9C%AC%E8%B1%8A

「福本語録検定」というのもありました。

当然ですが、私は満点です。^ω^



私が能書き書くより、実際どんな解説なんか?観てもらえばわかります。



はい。