きっちょう

 
へぇ、またみてもらいます。

湯木貞一『吉兆味ばなし』を図書館で借りてパラパラ読んでます。

1985年に暮らしの手帖社から出てます。

花森安治が生前に企画して、すべて出来上がってたけど、表紙を黒としたため製本が思うように行かんか

って、本が出来る前に花森安治は他界したとあります。


湯木貞一という人は頭の柔らかい人や思いました。

料理に関連した本で似たような感じを持った人に小林カツ代さんがいてはります。

お二人とも、昔はコレ使ってたけど、今どきそんなものが簡単に手に入るわけないから、ソレを使いまし

ょうとなります。

どこぞの『美味しんぼ』みたいに、コレはこうでなければならない!この食材の本来在るべき姿は!など

と食いもんが不味なるような能書きはたれまへん。


本来在るべき姿なんちゅうのは妄想でしかないんじゃい。


そういえば、船場吉兆も廃業してもうた。

店廃業する前に、ニンゲン廃業してたような感じもあったなぁ。



ところで

コンニャクちぎって炒って、酒と薄口で味絡ませて、世の中甘くないことを再確認出来る程度に一味ふり

かけて花がつおまぶす。

キューリ一本を塩で板ずりして、憎しみを込めて包丁でパンパン叩いて、酒少々と濃口に漬けとく。

残った酒は当然合間に呑む。料理酒とはそういう意味と思うてる。

キムチをまんま鮹ブツに和える。キムチのピリ辛がタコにしゅんでくるまでほったらかす。

以上で、本日の年寄り風の酒の肴三点セット。

しっかし、こんなんで竜に勝てるんかいなぁ。^^;

はい。お土産お土産

・・・西条凡児風にまとめてみました。



ほな。