楽しんで、あとは忘れてぐっすり眠ってもらう
酒屋が電話してきた。
13日から17日まで店休むけど、のりきれるかぁ?
おぉ、大丈夫。12日にいつも通り持ってきてもうたらええよ。
ホンマ大丈夫か?
お前とこも、今年は新盆でどっこも行けへんのわかってるから、いざとなったらシャッター叩くし。
ほな、そういうことにしよか。
4月辺りから酒量が増えているというか、時間を選ばんようになっている。
原因はわかっているので、しばらくは放ったらかしにしておくしかない。
酒でも呑まんと気持ちが動かん。
末永昭二『貸本小説』途中まで読む。
貸本というとマンガを連想する事が多いが、そういえば棚にマンガではない本も置いてあったという覚え
がある。
話は、貸本小説のベストセラー作家、城戸禮の話から始まる。
城戸禮の作品は多くの映画会社で映画化されているとある。
貸本小説は「楽しんで、あとは忘れてぐっすり眠ってもらう」ものと、城戸禮は言う。
私が育った街も工場街だったから、映画館が全盛期には7館あった。
各地から集められた若者は、休みには寮を出て、映画を観て、商店街の食堂や喫茶店に行く。
24時間操業だから、土曜も日曜も関係ない。
その頃は夜遅くまで商店街の人通りが絶えることはなかったという話しも聞いたことがある。
日活アクションも青春映画も貸本小説も、非学生の若者によるものと思う。
だから何なんだと言われても、今は困る。
さらに関係なく
●貸本マンガ研究→http://www.mugendo-web.com/kasihon/
そんだけ。