さかのぼる
気持ち悪い。
べつに北京オリンピックに限ったことでもないけど。
征服の事実がその頂上に達した今日においては
階調はもはや美ではない。美はただ乱調にある。
階調は偽りである。真はただ乱調にある。
大杉栄の『生の拡充』の一節を思い出す。
今年は爺&婆の新盆。
私はただ今無職で行くとこもないから、爺&婆も逝ったというアノ世を思い出そうとしている。
私もそこから来たはずだから、ニンゲンの記憶よりずっと先まで遡れば思い出せるはずだ。
同じ著者で『老子とその子』が出るという段取りだ。商人に抜け目のない事は言ふも野暮が、が、誇大な
広告に釣られて、実物を見てから呆れ返らない読者が幾人あるであろう。もっとも、大泉氏の『老
子』を私は読んでないが」と中村星湖は堂々と書いている。
おいおい、読んでないんかい!
文壇、爆弾、青年団とおよそダンのつくものにロクなものはない・・・と黒石は書く。
そんだけ。
わたしのいのちは
わたしのもの
わたしのものだから
わたくしして自由にして
わたし自ら
わたしのいのちを裁き
わたしはいのちを売って くらす
-高木護
-高木護