ひつこくバッテラ
おそらく、こういうことやろという文章に出くわしたので引いときます。
バッテラと鯖鮓のなにがどないやねん?の件です。
まだ頭の中でモヤモヤしておったのです。
しつこいです。餅をついたような性格でおます。
ん?ちゃう。
大阪弁的にはひつこいです。
おひたしをおしたしと言う東京人を笑うてますけど、大阪人かて弱点はあります。
しがひになります。
しつこい→ひつこいです。
七時→ひちじ。
質屋→ひちや。
布団を敷く→ふとんをひく。
話がそれて、ヒツレイしました。
で、鯖鮓のことです。
元来鯖鮓は上方のもので、京都などは祇園祭りに必ずこのすしを用いた。しかしこれを江戸では上 方ほど珍重しない。 京都では祇園会には。鯖の鮓を漬けて客に出すし、葵祭にも鯖鮓はつきものである。『皇都午睡』 にもこのことは書かれている。 京都祇園の「いづう」の棒鮓は若狭のサバでつくる。塩をし、酢洗いして、鮨飯につける。サバの 身は厚いのがよい。 しかし、一般の鮓屋で売る鮓はバッテラといい、これは薄くそいだ身である。ポルトガル語のバッ テラ=短艇から転じた言葉である。 大阪戎橋南詰九郎右衛門超の丸マンスシは松前ズシを売りものにした元祖である。北海道から来た コンブで、魚のスシをまいてつくった。丸万の初代利三郎がサバズシをコンブでまきこみ、コンブ の味を魚と飯にやわらかくふくませることを工夫した。明治四十五年七月のことである。 -宮本又次『大阪の風俗』(毎日放送、1973年)
そんなことで今のところの結論としては、身が薄くてコンブを使うのがバッテラのようです。
ところで、週に何度か鯖が食いたくなります。
ひょっとして、前世は鯖かも知らんです。
だれが生き腐れやねん。^^;
ほな。