来 客

 
仕事のことで聞きたいことあんねんけどけど、阪神どないしたん?

ワケワカランことほざきながら、こんな顔して…(^皿^)…F元君がやってきた。

何とでもいうとれ。


仕事の話をさっさと終わらし、阪神イジリを強制終了して、お好み焼き食いに行く。

前は辛気くさい店やったけど、場所変わったことやし思うたけど、おんなじやった。

店が新しいだけに、辛気くささが倍増で、こないに「滅入る」お好み焼き食うのも珍しい。


今日のF元君は『史記』である。

F元君のマイブームは、唐突に始まって、いきなり終わるのだ。

おそらくだけど、先だってF元君に会った時、「俺ももうアカンなぁ!オネイサン見てもドキドキもせん

しなぁ」とほざくから、「大丈夫や!司馬遷かてチ●ン●コ切られてから、あんだけのことやったんや!

あんたなら出来る!!!」などとワケワカラン励ましかたしたせいかも知らん。

ずっと『史記』の話をしてた。来週また会わないかんのだけど、また『史記』の話しになるのだ。



昨日も客やった。

爺さんの知り合いがやって来た。むかし爺さんの下で働いてた人。

もう七十を過ぎたと言うてはった。


爺さんと同じように、年食ってから料理人となった事もあって、爺さんに可愛がられた言うてはった。

年食ってから料理を覚えるは理屈で入ってまうから、何を作っても小賢しくなるそうで、そやから、遅く

に料理人になればなるほど身体で覚える、覚えさすしかないらしい。

爺さんには「ずいぶん可愛がられましてなぁ(どつかれた)」と遠い目で話してくれた。


なんとのうわかる。

料理の話しも、爺さんの性格も。

爺さんのこと思い出すと、私は情けない気持ちになる。



ほな。