小西来山

 
   時雨るやしぐれぬ中の一心寺

天王寺の一心寺に小西来山の句碑があって、上の句が刻まれとった。

まったく知らん人やった。

そんなことで、歩いて5分の図書館は閉館中やから、おとといの帰りに中央図書館で本借りてきた。

『来山百句』来山を読む会編(和泉書院

   
   秋かぜやことし生れの子にも吹く


   お奉行の名さへ覚えずとしくれぬ


何とのう気が合いそうな感じがした。

どうも酒好きのようで、年中飲んでるから風邪ひく暇もないなんてほざいてたりする。

こんなん句もある。


   酔うて酔うて 氷くだいて星を呑む


ごっついなぁ。


句集を集中して読むとヘロヘロになるから、ほどほどにしとこ。

読んでたら、享保元年(1716)の今日10月3日が命日。

辞世がある。


   来山は生まれたとがで死ぬるなり、それで名残も何もなし


なるほどなぁ。


ほな。