しょひょう
癖で日曜日には新聞の書評欄読んどります。
大きい囲みの書評でで、文字数にして1000文字くらいやけど、その制限の中で仕事とはゆうても上手いこ
と情報と感想を入れて書いてはります。
どうかすると、書評読んだだけで読んだ気になったりすることもあります。
いや、ホンマに。
ただ書評は基本が「読むんなら、こんなんどないですか?」でありますので、当たり前田ですけど、どっ
か誉めてます。
「あんたら、これ読んだら余計にアホになるで!」とけんか腰の書評は新聞にはほとんどありまへん。
そやから、全体に引っかかりがないのもホンマの所です。
そんな書評ですけど、30年以上も読み続けてると、異常な書評に出くわすこともあります。
私の場合で4,5回ゆうとこですので、滅多にないですけど。
何が異常かというと、評者がコーフン状態で書いてるのです。
そやから、感想と情報を枠の中に上手く納めるという約束事を破って、ひたすら自分がコーフンしたとい
う感想だけの文章を書いてたりします。
そんなコーフン書評に出くわした一冊が、足立巻一の『やちまた』です。
その時の書評が手元にあるわけもないですけど、その書評はだいたいそんな感じやったです。
で、どないな本かということになるわけですけど、今日は虎と竜の試合もありまして、どうも落ち着かん
のです。
この人も読んでコーフンしはったようですので、こちらを読んでもうてということに島倉千代子。
今日は虎のパンツは穿かない。
ほな。