ガ キ


そらそうやろなぁ思うた。

ミナミは、地べたのゴチャゴチャ&ウネウネ&マゼマゼを味わうのがエエのであって、建物丸ごとスッキ

リ大阪のような所に行くのは、観光客であって地の人ではない気がする。

わからんけど。


東京からの食いモン屋の出店はまずキタで、いきなりミナミはないと聞いたことがある。

それは、今井や松葉屋と饂飩の代表選手がミナミに多くて、キタは蕎麦という事と繋がってる思う。

・・・だいたいの感覚です。別にきちんと調べてはないですので。


今日の昼、ご飯食いながらTVつけたら井筒和幸の『ガキ帝国』やってた。

映画の展開はほっといてラストシーン。

本当の主人公だろうケンが、元不良の幹部で機動隊員になった男から「逮捕したろか」とおちょくられ

て、いきなりパチキかまします。パチキ=頭突きネ。

当然、機動隊員に追われてミナミの街を逃げまくって、路地の串カツ屋に飛び込んでハァハァいいなが

ら・・・「ビール一本!」で映画は終わります。

このラストが、その頃のミナミ(舞台設定は1968年)はこんな感じやったなぁと。

映画は、とりあえず群れるなと言いたいみたいやった。


公園で遊んどったら、「オカンがうるさいから帰るわ」、「腹減ったから」、一人二人と抜けていって周

りはだんだん暗くなるんやけど、意地になって迎えに来てくれるまで遊んだとか。


ケン玉が流行ってて、なんでかそれが上手くて、みなから絶賛されてうれしくなって、流行が終わっても

まだやってて、「お前、まだそんなんやってんの?」とアホにされたとか。


ガキは、いつまでもガキでおることは出来んけど、強制終了されるまでやってたりするアホもおる。


1981年(この映画上映の頃)。


飛び出せ青春!やのうて、まだまだめり込む青春!やってたなぁ。


まぁ、そんなんもありやけどね。


はい。