焼き飯のつぶやき

 
毎度です。

いきなり、焼き飯炒飯です。

どっちがどうで、何がどないやねん?前々からモヤモヤしておった問題です。


とりあえず、中華で出してるのが炒飯で、大衆食堂やその他の店のが焼き飯。

そんな具合に分類してました。

それで全て説明可能な状態にして、それに該当しないのは「例外」ちゅうことにしとく。

まぁ、日々を安直に過ごすための姑息な方法ですなぁ。

はい。


で、結局どないやねん!の話です。


結論としては、炒飯=炒めるvs焼き飯=焼くというそんだけの事のようです。

その他に、玉子先入れ=炒飯vs最後入れ=焼き飯という方法の違いもあります。

けども調理方法の違いより、調理道具の違いが本質的なとこです。

炒める=中華鍋vs焼く=鉄板という違いです。

焼き飯=鉄板です。

ということは、焼き飯=鉄板=お好み焼き=焼きそばであります。

ということは・・・

   焼き飯は関西の味

 焼き飯が先にご飯を炒めるのは、粉物文化の影響を受けているからに他なりません。

 たとえば広島風お好み焼きは、生地を焼きキャベツや焼きそばなどの具を載せた後に卵を焼いて全

 体を纏めます。これと同じように焼き飯はご飯に火を通しきってから卵を絡めるのです。

 近年人気を博したソバ飯も、鉄板を使って作る焼きソバと焼き飯を合わせた関西らしい料理の一つ

 なのです。


ほんなら、焼き飯=コナモンになるかというと、そうはイカのキャンタマ。

日本コナモン協会のHPでは「コナモン」はこう定義されてます。
 コナモン=粉もん
 
 コナを使った料理の総称

 たこ焼き、お好み焼き、うどん、そば、パンもパスタも餃子、肉まん、団子汁も・・・

 小麦粉だけでなく、米粉、とうもろこし粉、豆粉・・・

 さまざまな粉をベースにつくられた食べ物は、すべて「コナモン」です。

私の持ってる、コナモン協会会長でタコヤキストとしても有名な熊谷真菜さんの『「粉もん」庶民の食文

化』の巻末資料<鉄板粉もん系統図>でも焼き飯は除外されてます。

ところが、焼きそばとご飯混ぜ混ぜで鉄板で炒めたソース味の変型焼飯=神戸は長田発祥のソバ飯はコナ

モンとされております。


コナモンは戦後の代用食&アメリカの小麦粉戦略から生まれながら、独自の発展をしてきた戦後日本の食

文化でもあります。


を読んでみて下さい。


で、焼き飯です。

生まれた場所は、お好み焼きやたこ焼きと同じでありながら、ほんで少しだけでもソバの入ったソバ飯と

も区別されの状態です。

おそらく、これは「米」に対する日本人のイメージからきてるのではないかないか道頓堀よ思います。


焼き飯のつぶやき・・・

わし、お好み焼き君やたこ焼きちゃんとおんなじとこで生まれたんやけど、仲間に入れてくれやゆうて

も、「なにゆうてんねん。この国は瑞穂の国やんけ。あんたはワシラしもじもと一緒になったらアカンね

ん」っていいよんねん。

そやけどなぁ・・・。

そういうたら、桜チャンも「うちもな、大貫恵美子ゆう人が、あんた、イメージねじ曲げられとるで言わ

れた」ゆうとったなぁ。

ヤヤコシイこっちゃのう。



ほな。