時うどん

 
うどん屋で風邪薬。

熱っいうどんに死ぬほど七味かけて食うて、店に置いてある頓服飲んでごっそさん。

そんな風景を何となく覚えてる。


前に調べたら『うどん屋風一夜薬』というのがあった。

これ東京では『蕎麦屋風一夜薬』と名前変えて売ってる。


蕎麦と饂飩はヤヤコシイ話になるなぁ。

とりあえず汁(ツユ)の捉え方が違うんやろ思う。

うどん&ご飯が大阪で普通なのは、うどん汁=吸い物という感覚やからと思う。

淡口醤油という名脇役もおることやし。

蕎麦は基本の食い方が「ざる」で、汁をつけてツルツル啜り上げ。

まぁ、そんなとこなんで、そないに目くじら立てるほどの事でもない気もする。

ただどっちが馴染んでるかということ。

そやから、落語の『時そば』は大阪では『時うどん』となる。


こないだから風邪ひいて万年筆。

どちらさんも、風邪とビンボーはこじらすと大変なことになるので気をつけてくなはれ。


ほな。